教育コンテンツのみ視聴可
膨大な映像コンテンツを抱える
YouTubeも、その動画の内容はハイクオリティなものから、どうでもいいようなものまで千差万別だが、11日、
YouTubeは新しいサービス「
YouTube for Schools」を発表した。これは文字通り、学校向けの教育コンテンツのみが視聴できるというものだ。
YouTubeによれば、その内容は、
世界中のトップクラスの教師による講義、世界の一流大学によるテーマ別動画シリーズ、(略)専門能力開発の教材
などで、その数は数十万件におよぶという。
レベル、ジャンル分けで活用も容易
学校向けの特殊な設定としては、「
YouTube for Schools」へログインできるのは学校管理者と教師のみで、生徒はログインできないようになっている。また、
YouTube EDUの動画と学校が追加した動画しか見ることはできず、コメントや関連動画も無効となっている。
授業で活用しようと考える教師への配慮も行き届いており、膨大なビデオは、小・中・高等学校とレベル分けもされ、数学・科学などジャンル分けもされている。「
YouTube for Schools」視聴はもちろん無料。下部に紹介ビデオを掲載するのでご参照を。
楽しい映像から貴重な映像まで
ビデオの例を挙げれば、身近なもので簡単な科学実験や工作ができる子ども向けサイエンス・チャンネル「
Steve Spangler SCIENCE」(下部にビデオ)や、
スミソニアン・チャンネルなど。
スミソニアン国立動物園のゴリラのえさ作りの映像などは英語がわからなくても楽しめる。映像も美しい。
スミソニアン博物館の映像資料「
Framing the West」は、写真家
ティモシー・H・オサリバンが撮影した1800年代後半(大陸横断鉄道開通の頃)のまだ開拓の進んでいないアメリカ西部の風景写真が紹介される興味深いビデオ(下部に掲載)。
著作権などで問題がないこともない
YouTubeだが、やはりその膨大な映像は貴重であると改めて思わされる。
YouTube for SchoolsYouTubeブログ(米)
Steve Spangler SCIENCESmithsonian(スミソニアン)[家庭にあるものでマジック・クリスマスツリー?]
[未開のアメリカ西部の写真が貴重]