アナログ電波塔からリスタート
地上波テレビのデジタル放送への移行に伴い、アナログテレビ電波塔として、その役目を終えていた名古屋テレビ塔が、再び利用再開される方針であることが昨年12月30日分かった。
報道によれば、2012年4月から名古屋、東京、大阪などで開始予定の、携帯端末向けに送信される新しいマルチメディア放送サービスの拠点となるようだ。
新サービスで、シンボルも様変わり
名古屋エリアのシンボルとして、市民に長年親しまれてきた名古屋テレビ塔だったが、地上波デジタル移行後、放送機器設置料などの収入源を失ったうえに、今後の耐震改修で15億円もの費用が必要となることから存続が危ぶまれていたという。
そのテレビ塔が、モバイル向けの新しいかたちのテレビ放送の送信所として生まれ変わることで、ふたたび時代のなかで役割を果たし、シンボルとしても生き続けられることとなりそうだ。詳細のサービス内容、それに伴う収入などに関しては不明だが、名古屋のシンボルは、現代版へと役割を変えて再びスタートを切る。
なお、このリスタートに伴い、必要な工事を施すため、10日から4月25日までをその工事予定期間としている。

名古屋テレビ塔
http://www.nagoya-tv-tower.co.jp/