Google+のサービスに対抗
FacebookやTwitter、MySpaceのエンジニアらが共同で開発したオリジナルのブックマークレット「Focus on the User」が公開された。Googleが同社の提供する検索結果に、Google+のコンテンツの統合を行う新機能をリリースしたことに対抗するものだ。
「Focus on the User」はブックマークレットツールで、利用すると、検索した結果にTwitterやFacebookなど、複数のソーシャルメディアの情報が統合して表示される。気になる音楽のタイトルを入力すると、アーティストのFacebookページやTwitterアカウントが表示されたり、ファンのユーザーともつながることができ、最新情報が得られたりするといった具合だ。
なおこのツールは、Google Chrome、Firefox、Safariなどで動作するが、Internet Explorerでは動作しない。
ソーシャル検索の改善を訴える
Googleが導入した新機能は、10日発表されたもので、英語版検索ページで検索すると、入力したキーワードに応じ、通常の検索結果とともに、Google+の友人のコンテンツや、公開されているGoogle+ユーザーのプロフィール、Google+ページなどの情報も表示されるようにできるというものだ。
比較してみると、今回、「Focus on the User」が提供する内容とほぼ同じで、対象をGoogle+に限ったものといえる。こうして限定することで、この機能ではGoogle+の情報が他のSNSにおける情報よりも目立ってしまうとTwitter社などは懸念を表明していた。
「Focus on the User」のサイトでは、Googleが検索において、このようにウェブ上のすべてを対象とすれば、ソーシャル検索がいかにすぐれたものとなるかを示すために作成したとも説明されている。

Focus on the User
http://www.focusontheuser.org/