制限付きながら、新ポリシーへ移行
米Googleが展開する「Google+」では、これまで厳密に実名登録のみしか認められていなかったが、新たにニックネームやミドルネームなどの実名と同時に表示する名称、およびビジネスなどで確立されたペンネームなどの使用を認めることとした。現地時間23日、新ポリシーとして発表されている。
Google製品担当バイスプレジデントのBradley Horowitz氏が、自身のGoogle+ページで明らかにしたところによれば、これが最終決定ではなく、今後も改良を続ける暫定的措置であるらしい。
有名人らの活用にはとくに便利に
ニックネームやミドルネームなどの場合は、プロフィールページのオプションメニューで登録すれば、利用可能だ。登録すると、プロフィール表示で、常に実名の横にその名称が表示されるようになるそうだ。
ペンネームなどの場合はもう少し複雑になる。広く知られる有名人のペンネームや、タレントなどビジネスで使用していて、その名称がひろく認知されている場合であっても、これまで実名でない場合は認められず、そのネームで登録しようとするとGoogleによってフラッグが立てられていたため、多くのユーザーから不満があがっていた。
今後は、Googleに申し立てを行い、認められればその名称を使用できるようになるという。ただし、その名称が確立されたものであることを証明するためのものが必要だ。たとえばペンネームで掲載されている新聞や雑誌といった印刷物のスキャン、インターネット上で広く承認されていることの証明などが考えられるという。こうした申し立てに対し、同社は数日内に返答を行うとしている。
制限は依然厳しいが、使用可能の道が開けたことは確かだ。Googleでは、数日以内にこの新ポリシーでの運用を開始するという。

Google+ Bradley Horowitz
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