電子教科書で深まる理解
アップルは、19日開催した教育関連のイベントで、「
iBooks2」と「
iBooks Author」を発表した。
「
iBooks」は「
iBookstore」の電子ブックや電子教科書を読むアプリだが(下部追記で詳述)、マイナビニュースによれば、「
iBooks2」は、
・なめらかナビゲーション
・美しいグラフィックス
・便利で簡単なメモ機能
を重点に開発が進められたという。
iBooks2をインストールした
iPadで、
子供たちは、3D画像を表示し、回転させることによって、例えばDNA構造がどのようになっているのかをより深く理解することができる
と、
アップルは説明している(cnet Japan報)。
誰でも簡単に電子ブックが作れる!
「
iBooks Author」は、「
誰でも簡単にマルチタッチ対応の電子ブック・電子教科書が作成できる」ツールだという。マイナビニュースによれば、土台となるテンプレートにテキスト・画像・ビデオなどを追加しながら作成、
ドラッグ&ドロップでページを整え、クリック操作でマルチタッチ・ウイジェットを埋め込んで完成
だという。
子どもたちがみなiPadを手に授業?
cnet Japanによれば、
アップルはすでにアメリカの主要な
教科書出版社と提携を結んでいるという(それらの出版社で全米の全教科書の
90%を出版)。
つまりこれは、これからはアメリカの学校では子どもたちが全員
iPadを持って授業を受けているという光景が普通になるということではないだろうか。教師はさらに、「
iBooks Author」で、サブテキスト・参考資料も自身の手で簡単に作れてしまうのだ。
iPadがアメリカの教室を席巻する、そんな日も遠くはないのかもしれない。
なお、「
iBooks 2」はApp Storeから、「
iBooks Author」はMac App Storeからダウンロード可能だ(ともに無料)。
追記
iBooksを知るには、下部掲載の
iBooks紹介ビデオや、米アップルサイトのガイドツアーを見て頂くのが一番。そちらを参照できる方はぜひそちらで。簡単に機能を記しておけば、
iBooksはテキストサイズの変更、読んだページの記憶、メモ書き、画像のズーム、プリントなどが可能、また、夜間モードでは、文字と紙面を反転、黒地に白のテキスト表示となるなど、さまざまな機能が充実、スムーズでフレキシブルな“読書”が体験できる。

マイナビニュース:米Apple「iBooks 2 for iPad」でテキストブックを再定義
http://news.mynavi.jp/news/2012/01/20/005/cnet Japan:アップル、iPad用デジタル教科書の「iBooks 2」を発表
http://japan.cnet.com/apple/35013273/iTunesプレビュー:iBooks
http://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8iBooksガイドツアー(米アップルサイト内)
http://www.apple.com/ipad/videos/#video-ibooks[iBook紹介ビデオ]