講義教材や資料を公開、質問など参加も可能
東京大学総合教育研究センターが6日、同大の講義をインターネット上で公開するシステム「理想の教科書Todai-eTEXT」を強化し、参加者が議論したり質問したりすることのできる機能を導入した。公開されている講義コンテンツには、だれでも所属学生のように参加できることになる。
Todai-eTEXTは、講義の動画とテキスト、講義で用いた教材、資料、関連資料などを連動して表示する、東京大学のオリジナル電子教科書システムで、2009年に概要が発表され、運用が開始されていた。しかし、質問などのやり取りは行えなかったため、今回、コミュニケーション機能を追加し、改良したものだ。
小柴氏の講演や前期教養課程の講義が
講義コンテンツとしては、東京大学の前期教養課程1、2年生が聴講する「物質の科学」(全13回分)やノーベル賞受賞者である小柴昌俊名誉教授の講演などが公開されている。英語版も用意されているので、幅広く利用できる。今後、コンテンツの充実をはかり、実験の様子なども見られるようにする予定だという。
コメントを書き込んで参加するには、SpinningWorksが提供するソーシャルリーディング「Qlippy」への登録があらかじめ必要となる。知の公開、共有として評価し活用したい。

Todai-eTEXT
http://todai-etext.ocw.u-tokyo.ac.jp/page.top/index.phpQlippy
http://qlippy.com/