米で提供開始、「YouTube Music」
米Google傘下のYouTubeは現地時間の12日、音楽コンテンツに特化したスマートフォン向けアプリ「YouTube Music」をリリースした。対応OSはiOS 7.0以降、Android 4.0.3以降で、まずは米国内のみの提供となっている。
動画投稿・共有サービスのYouTubeでは、今日までにここをきっかけとして新たなビッグアーティストが誕生したり、これまで出会うことのなかった世界の新しい音楽との出会いの場が創出されたりと、数々のニューウェーブが起こってきた。
YouTubeには、世界のどんなアーティストでも自由にコンテンツをアップロードすることが可能で、世界中の10億を超える人々に動画を公開することができる。メジャーアーティストにおいても、チケット販売やアルバムリリース、楽曲のダウンロードを促すプロモーションの場として活用されており、音楽ファンとアーティストをつなぐフォーマットともなっているといえる。
「YouTube Music」アプリは、そうしたYouTubeにおける音楽体験をさらに強化するもので、YouTube上にある音楽コンテンツをより快適に、より好みのものを見つけやすくして楽しめるように設計されたアプリだ。
再生はもちろん検索、レコメンド、お気に入りのステーション作成などが利用可能
「YouTube Music」アプリは無料でダウンロードでき、YouTube上にあるミュージックビデオや多種多様な音楽コンテンツを次々に再生して楽しむことができる。
好みのアーティストの音楽を検索したり、おすすめの楽曲が提示されるレコメンド機能を利用したりすることが可能で、よりYouTubeの音楽世界を気軽に満喫できるという。自分の趣味に合ったステーションを作成することも可能だ。
有償の「YouTube Red」会員契約を行うと、広告非表示でコンテンツを連続的に楽しむことができるほか、バックグラウンド再生も行えるようになる。また、動画から音声のみの再生に切り替えたり、安定した通信環境が得られない場所でのオフライン再生も可能となったりと、さらに自由な楽しみ方が実現される。
現時点では日本からの利用はできないが、リリースされた米国内では、「YouTube Music」アプリをダウンロードすると、14日間「YouTube Red」サービスを無料で試用できるサービスも提供されている。
(画像はApp Store iPhoneアプリプレビューより)

YouTube Official Blog 該当発表記事
http://youtube-global.blogspot.jp/2015/11Google Play 「YouTube Music」
https://play.google.com/store/apps/details.youtube.musicApp Store 「YouTube Music」
https://itunes.apple.com/us/app/youtube-music/id1017492454