通話料もお得な「Nifmo でんわ」をリリース
ニフティ株式会社は10月29日、同社のMVNOサービス「Nifmo」のオプションサービスとして、月額定額で音声通話がかけ放題となる「Nifmo でんわ」の提供を開始した。まずAndroid版でリリースされているが、今後iOS版も公開する予定としている。
「Nifmo でんわ」は、専用アプリを用いたIP電話サービス。1カ月あたりの通話時間や利用回数の制限なく、完全月額定額・従量課金なしで、好きなだけ固定電話・携帯電話に電話をかけることができる。ニフティによると、こうした完全かけ放題サービスは、国内のMVNO事業者として初の提供になるという。
日本国内の固定電話、携帯電話(070、080、090番号)およびIP電話(050番号)への発信が可能な「国内かけ放題プラン」と、これに加えて海外対象国の固定電話・携帯電話への発信が可能な「国内+海外かけ放題プラン」の2種類があり、前者が月額1,300円、後者が月額2,700円(いずれも価格は税抜)となる。
後者のプランでかけ放題となる海外の国と地域は、固定電話がアメリカや中国、韓国、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、ロシアなどを含む54の国と地域、携帯電話が21カ国となっており、詳細はサービスページで確認できる。
リリース記念のキャンペーンも実施
オプションサービスとして、「Nifmo」音声通話対応SIMカードを利用中の会員であれば誰でも利用可能で、プラン変更に手数料はかからない。ただし、利用開始月およびその翌月から2カ月以内にプラン契約を解除した場合、解除手数料として3,000円がかかる。
専用アプリは、Android 4.0以上(公開予定のiOS版はiOS 7.0以上)に対応し、ダウンロードは無料。ユーザーが使用中のスマートフォン端末における電話帳と自動で同期を行うため、新たに電話帳登録を行ったりする必要はなく、ダウンロードして起動すれば、すぐに利用を開始できる。Android版では、着信履歴データについても、自動同期が行われる仕組みとなっている。
「Nifmo でんわ」では、海外のネットワークを利用しているため、通信先の通信会社によっては、「通知不可能」や「非通知」表示が出されたり、発信者番号の頭に日本の国番号である「+81」が表示されたりすることがあるという。
こうした場合でも相手に不安感を抱かせないよう、任意でアプリから相手にSMSを送信し、自分が電話したことを通知する機能も搭載されている。なおSMS送信時には、別途送信料として国内1通あたり3円が必要になる。
通話開始から90分前後が経過すると、自動で通話が切断されるが、かけ直せば続きを話すことが可能だ。サービスは発信専用で、着信時は通常の音声回線を用いるものとなる。
ニフティでは「Nifmo でんわ」のリリースを記念し、2016年1月31日までの期間限定でスタートキャンペーンを実施している。期間中に申し込みを行うと、利用開始月の月額料金が1,300円引きとなるほか、「国内+海外かけ放題プラン」を契約したユーザーには、期間中のすべての月で月額料金がさらに500円引きとなる割引特典が提供される。
(画像はプレスリリースより)

ニフティ株式会社 プレスリリース
http://www.nifty.co.jp/release/2015/pdf/nifty20151029.pdf「Nifmo でんわ」サービス案内ページ
http://nifmo.nifty.com/option/denwa.htm