レセコン「メディコム」やECサイトの「アスクルメデトモ」と連携
株式会社マネーフォワードは9日、同社が提供するクラウド型会計ソフト「MF クラウド会計・確定申告」シリーズの新タイプとして、クリニックに特化した「MF クラウド会計・確定申告 for クリニック」をリリースした。
一般的なクリニックでは、日々の会計業務を会計事務所に委託しているが、「MF クラウド会計・確定申告」を導入する会計事務所から、クリニックで特徴的な記帳業務の効率化やデータ活用に対応したサービスへの要望が多数寄せられたことから、サービスを新たに開発、リリースするにいたったという。
クリニックの会計業務では、売上・仕入の管理や会計事務所への書類受け渡しにおいて、効率化されていない面が依然多く、処理に膨大な手間が発生している。
売上ひとつをとっても、専用の計算機であるレセプトコンピュータ(レセコン)に日々入力されており、会計事務所はこのレセコンから出力された売上データを回収、手作業で会計ソフトに入力していかなければならない。仕入の計上でも手間は多く、クリニックから回収した領収書やレシートから、手作業で入力する必要があるという。
出力データや履歴をインポート&取得し、自動計上
こうした膨大な手間を解消し、効率よく処理するため、「MF クラウド会計・確定申告 for クリニック」では、まずパナソニック メディコムネットワークス株式会社の提供するレセコン「メディコム」から出力したCSV形式の売上データを、「MF クラウド会計・確定申告」に直接インポートできるようにした。
これにより、紙媒体を用いたデータ出力や、会計ソフトへの手入力といった作業が不要となる。また自動仕訳の適用で、売上の自動計上も実現される。
また主要な医療向けECサイトである、医療材料通販の「アスクルメデトモ」および「メディカルサプライグッズ」と連携し、日々の購入履歴を自動取得できるものとした。そのため、これらを通じた購入であれば、仕入の自動計上が行える。
管理画面では、クリニックに特化した勘定科目がデフォルト設定されているため、カスタマイズを行うことなく、スムーズに利用を開始できる点もポイントだ。提供は「MF クラウド公認メンバー」ゴールドメンバーおよびシルバーメンバーの会計事務所が対象で、月額5,000円。「MF クラウド会計・確定申告」のスピンオフサービスとして追加提供していく。
(画像はプレスリリースより)

株式会社マネーフォワード プレスリリース
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