「会社設立 freee」で合同会社設立機能
freee株式会社は26日、同社が提供する「会社設立 freee」において、新たに合同会社の設立機能を追加、サービス提供を開始したことを発表した。
「会社設立 freee」は、今年6月にリリースされたもので、画面の操作指示に従い、社名や住所、事業内容など必要事項を入力していくだけで、「定款」や「法人設立届出書」、「印鑑証明書」、「登記事項証明書」、「青色申告の承認申請書」など、会社設立時に必要となる20種類以上もの書類がまとめて、わずか5分ほどで作成でき、出力まで行えるというサービスだ。
起業環境が良いとは決して言えない日本において、その門戸を広げ、2015年グッドデザイン賞の特別賞「未来づくりデザイン賞」に選ばれたほか、これを利用しての起業実績も確実に増えてきている。ただしこれまでの対象は、株式会社の設立のみだった。
スモールビジネスを強力に支援!
今回の機能追加で、合同会社の設立がサポートされる。合同会社は株式会社に比べ、設立費用が相対的に安価で、設立時に必要とされる手続きなども少ないこと、経営上の自由度も高いことなどから、2006年5月の施行開始以降急速に拡大、昨年は年間で約2万件が設立されたという。
合同会社は、国内において株式会社に次いで多い事業体であり、その9割が資本金1,000万円以下の小さな企業だ。しかし小さくとも、法人化しているため、個人事業に比べると資金調達の幅が広がる。
こうした背景から、スモールビジネスをバックアップするfreeeとして、「会社設立 freee」の合同会社設立機能を開発、提供することを決定。リリースするにいたった。
株式会社の設立と同様、必要事項を入力していくだけで、合同会社設立に対応した必要書類の作成、出力が簡単に無料で行える。設立や運営に関する専門家とワンクリックでつながる機能や、「クラウド会計ソフト freee」、「クラウド給与計算ソフト freee」との連携も可能となっており、誰もがスムーズに合同会社の設立・運営を目指していくことができるとしている。
(画像はプレスリリースより)

freee株式会社 プレスリリース
http://www.freee.co.jp/news/llc-4555.html「会社設立 freee」 合同会社設立機能について
http://www.freee.co.jp/launch/llc