スマイルワークス、クラウド型のマイナンバー収集管理サービスをリリース

株式会社スマイルワークスは11月30日、マイナンバー制度の施行に伴い、各企業で必要となる従業員やその扶養家族の個人番号の収集・保管・利用・提供・管理・廃棄といった一連の対応を、すべてクラウド上で可能にするマイナンバー収集管理サービス「ClearWorksマイナンバーワークス」を、27日より提供開始したと発表した。

「ClearWorksマイナンバーワークス」では、従業員やアルバイトなど働く人自身が、自分や扶養家族の個人番号を直接データセンターのシステムに登録する「じぶんで登録機能」を備えており、収集時に仲介者を必要としないため、安全に収集・保管・管理が行える。登録した番号は、データセンターで暗号化して保存される仕組みだ。

また、「マイナンバー管理担当者」専用の特別権限を付与することができ、この権限を付与されている人だけが、特定個人情報の操作を行えるものとする。権限者以外は、たとえその企業の社長・事業主やシステム管理責任者などであっても、情報を閲覧することはできない。

この権限者にも、画面上における個人番号表示はすべて「伏せ字」となっていることから、万が一画面を覗かれたり、スマートフォンなどのカメラ機能をもったモバイル端末で撮影されたりした場合でも、個人番号が外部に流出する心配がないという。

必要なときには、収集・保存した個人番号などのマイナンバー情報をCSVデータで出力でき、他のシステムと連動させて管理・処理を行うこともできる。

この「ClearWorksマイナンバーワークス」システムで行われた、マイナンバー関連のすべての操作履歴は、「マイナンバー操作履歴管理機能」で自動的に記録・保存されることから、取得から保管、利用、提供、廃棄まで透明性をもって、安全に行っていくことが可能だ。

データのやりとりはすべて暗号化通信・暗号化保存で行われ、クラウドデータセンターは24時間365日、専門家による監視体制下で運用される。社内PCなど個別端末に情報を残すことがないため、漏洩リスクを大幅に低減でき、新たな手間をかけられない企業や、専門的知識の少ない企業でも、気になるセキュリティ面を万全にしておくことができる。

利用料金は、管理者の2IDとじぶんで登録のライセンス30IDで初期費用が10,000円、月額3,000円、じぶんで登録ライセンスの追加IDは5IDあたり月額500円になる。ただし、2015年12月末までに申し込むと、キャンペーン価格が適用され、いずれも半額になるという（価格はいずれも税別）。

さらに、オプションメニューとして、従業員の本人確認書類や個人番号確認書類を画像データで保管するサービスも提供する。このサービスを用いれば、離れた拠点など、遠隔地で働く従業員のマイナンバー収集管理業務を効率化できるという利点がある。

また、「給与ワークス」というクラウド型給与計算ソフトへのアップグレードも可能で、アップグレードを実施すると、マイナンバーの収集管理のほか、給与計算や賞与計算、年末調整、算定基礎届、月額変更届といった各種給与計算機能を用いることができるようになる。




株式会社スマイルワークス　プレスリリース
https://www.smile-works.co.jp/news/20151130756/

「ClearWorksマイナンバーワークス」　公式サイト
https://www.clear-works.jp/mynumber