新たな決済手段として2016年以降順次導入と発表
楽天株式会社は25日、同社が提供するID型の決済サービス「楽天ID決済」を、ショッピングカートASPサービスを提供し、ネットショップの構築・運営を手がける4社が、各社のサービスにおける新たな決済オプション機能として、2016年以降順次導入していくことを決めたと発表した。
参加するのは、「カラーミーショップ」を手がけるGMOペパボ株式会社、「MakeShop」のGMOメイクショップ株式会社、「たまごリピート」のテモナ株式会社、「FutureShop2」の株式会社フューチャーショップの4社。
すでに通販システムの提供やコンサルティングを手がける「ショップサーブ」の株式会社Eストアーなど、レンタルショッピングカートASPサービスを展開する5社が「楽天ID決済」サービスを導入しているため、今回の4社が加わることで、合計9社へと導入先が拡大することになる。
楽天によると、この9社のサービスを利用するECサイトは合計で10万以上にものぼるといい、ユーザーは今後これらのサイトで「楽天ID決済」が使えるようになる。
楽天に登録済みの情報でスムーズかつ安全に快適なショッピングを!
「楽天ID決済」は、楽天会員が楽天以外のECサイトでのショッピングにあたり、楽天会員IDを使ってオンライン決済を完了させられるサービス。決済時には楽天会員IDに登録しているクレジットカード情報を用いるため、初めての利用でも各サイトでカード情報などを入力する必要がない。
楽天ショッピングを利用するときと同様の感覚で、スムーズに、また安全に決済を行えるほか、利用時には「楽天スーパーポイント」も獲得できるため、よりお得になるという。貯まった「楽天スーパーポイント」を支払代金に充てることもでき、無駄なくシームレスに、幅広くインターネットショッピングを楽しむことができる。
EC事業者としても、ユーザーが利用しやすい環境が整うため、決済時の転換率向上、新規ユーザーの離脱率低減、リピーターの獲得など、収益アップにつながる効果が期待できる。
楽天では、今後も楽天グループ外の事業者へ向けたサービス提供を強化し、国内EC業界全体の活性化を促していく方針としている。

楽天株式会社 プレスリリース
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2015/1225「楽天ID決済」 公式サイト
http://checkout.rakuten.co.jp/