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2025年05月09日(金)
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「Unity」上で「VOCALOID」コンテンツの制作が可能に!ヤマハが専用キットをリリース

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「Unity」上で「VOCALOID」コンテンツの制作が可能に!ヤマハが専用キットをリリース

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「VOCALOID SDK for Unity」が公開に
ヤマハ株式会社は21日、米Unity Technologiesの日本法人、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社が提供する統合ゲーム開発環境アプリ「Unity」のゲームエンジン上で、ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID」を用いたコンテンツの開発が行える専用のソフトウェア開発キット「VOCALOID SDK for Unity」をリリースした。「Unity with VOCALOID」特設サイトからダウンロードできる。対応はUnity 5.2.2以降。

ヤマハでは、世界でも屈指のシェアを有する「Unity」の提供元、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンと、誰もが自由に「Unity」上で「VOCALOID」の歌声を用いた音楽ゲームなど、幅広いインタラクティブコンテンツを開発できるようにする合同プロジェクト「Unity with VOCALOID」の取り組みを進めてきた。

今回リリースしたキット「VOCALOD SDK for Unity」は、このプロジェクトの成果のひとつであり、「Unity」開発環境上からシームレスに「VOCALOID」の歌声合成エンジンへアクセス、各種機能を用いてコンテンツ作成を行うことができるようにしたものだという。

開発者はこれを用いて、使い慣れた「Unity」環境から、ゲームのシチュエーションやユーザーの操作に連動してリアルタイムに好みの歌声を合成、キャラクターに楽曲を歌わせたり、歌い方を変化させたりする双方向型コンテンツを簡単に制作していける。完成すると、コンテンツ自体に歌声合成エンジンが自動で組み込まれるモノとなるため、配布時に特別な対応をとる必要はない。

VOCALOIDSDKforUnity
「ユニティちゃん」オリジナルボイスも提供、条件を満たせば無償利用できる!
開発キットには、Windows 7/8/10、OS X 10.10/10.11、iOS 8.4/9.1上で動作するマルチプラットフォーム対応の歌声合成エンジンが組み込まれており、このエンジンはさまざまなコンテンツで軽快に動作するよう最適化されていることから、あらゆるコンテンツでの機敏なレスポンスと全体の軽量化の両立が実現できているそうだ。なお現時点では未対応だが、将来的にAndroidへも対応する予定という。

エンジンは、歌詞、メロディー、調声パラメータ、歌声音源などで構成されるシーケンスデータをもとに、歌声合成を行っていくものとなる。シーケンスデータはアプリ内で直接生成するほか、PC向けおよびiOS向け「VOCALOID」で作成されたものを用いることもできる。あらゆるシーケンスデータは、プログラム上で自由に操作・編集可能となっているため、多彩な演出や表現が実現される。

また「VOCALOID SDK for Unity」には、「Playbackモード」と「Realtimeモード」の2つの合成モードが搭載されている。「Playbackモード」は、一定の先行時間を設けた上で、歌声の明瞭度や音質を優先して合成を行うもの。ボーカルフレーズにより豊かな表情や変化をプラスして歌わせたいケースに選択するとよい。

一方「Realtimeモード」は、リアルタイム性を最優先に合成を行っていくタイプとなり、「VOCALOID」音声を用いたリズムゲームや楽器アプリの開発などに適している。

キット公開にあわせ、SDKにインポートすれば、コンテンツ上の歌声音源として利用できる歌声ライブラリ「Unityランタイム版VOCALOID Library unity-chan!」の提供も同日よりスタートした。Unity公式キャラクターである「ユニティちゃん」のオリジナルボイスが収められており、制作コンテンツが「ユニティちゃんライセンス条項」に準拠するものであれば、このライブラリを無償で利用できる。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

ヤマハ株式会社 ニュースリリース
http://jp.yamaha.com/news_release/2015/151221

「Unity with VOCALOID」 特設サイト
http://business.vocaloid.com/unitysdk/

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