「Skype」と「Slack」を連携、プレビュー版公開
米Microsoftは現地時間の14日、「Slack」向けの「Skype」サービスをプレビュー版として公開した。「Skype」と「Slack」が連携が実現したことで、「Slack」内から「Skype」での音声通話やビデオ通話を行うことができるようになっている。
「Slack」は、2014年にリリースされたコミュニケーションツール&コラボレーションプラットフォーム。複数人数でチームを組み、目的別のチャンネルを作って、リアルタイムにインスタントメッセージを交わしたり、議論したりすることができる。メッセージの他、ファイル共有も可能で、社内用のチャットツールなどとしても活用が広がっている。
プレビュー版でのリリースだが、Skypeの特設ページに「Slack」と「Skype」を連携させる「Add to Slack」のボタンが設けられており、これをクリックしさえすれば利用を開始できる。
「Skype」アプリの非インストールユーザーもブラウザでゲストとして参加可能
「Add to Slack」ボタンをクリックすると、自分が参加しているSlackのチーム一覧がリスト表示されるため、連携させたいチームの「Authorize(承認)」を選択すれば事前準備は完了だ。
あとは「Slack」上で音声またはビデオ動画による通話を行いたいチャンネルに移動し、チャット画面で「/skype」と入力すると、参加リンクが表示され、通話を開始できる。
この連携機能はプラットフォームを問わず利用可能で、チームメンバーがWebブラウザ、Windows、OS X、iOS、Androidのいずれで「Slack」を利用していても、「Skype」による通話コミュニケーションが行えるという。
モバイル端末の場合、「Skype」のアプリをダウンロードしておく必要があるが、Webブラウザからのアクセスならば、「Skype」をインストールしていなくても、「Skype」アカウント無しでゲストとして通話に参加できる。またMicrosoftのアカウント情報でサインインして利用することも可能だという。
なおサービス紹介ページによると、グループ通話には通常の「Skype」と同じ利用制限が適用されるといい、ビデオ通話の参加者は最大10人まで、グループ音声通話の参加者は最大25人までとなるとされている。
(画像は公式ブログ発表記事より)

Skype 公式ブログ 該当発表記事
http://blogs.skype.com/2016/01/14Skype 「Slack」連携案内特設ページ
http://www.skype.com/en/features/slack