ジェイズ・コミュニケーションとサイバーソリューションズが新ソリューションを発表
ジェイズ・コミュニケーション株式会社とサイバーソリューションズ株式会社は13日、2社で協業し、地方自治体向けに電子メールやWeb閲覧の安全化を図る「メール・Web 無害化対策ソリューション」の提供を開始すると発表した。
サイバーソリューションズでは、昨年12月に地方公共団体向けのインターネットメールシステム機能強化策である、LGWANメールサーバーへのオリジナル無害化転送機能を開発したことを発表、サポートを開始すると発表している。
この無害化転送機能では、外部からメールを受信した際に、その電子メール本文のテキスト抽出(URLリンク削除を含む)や、添付ファイルの削除が自動で行われるほか、削除した添付ファイルの内容をテキスト抽出し、メール本文内に展開して転送するといった仕組みが実現される。
またこのほかにも、導入自治体の運用面を考慮し、適宜機能を付加することで、職員のメール関連業務の負荷を軽減する支援を行うとしてきた。
今回は、マイナンバー関係の事務作業を行う際に用いるセグメントの端末から、インターネットメールサーバーやネット上のWebサーバーへのアクセス方法として、ジェイズ・コミュニケーションが手がける「SCV セキュアブラウザ」と連携させたサービスを新たなソリューションとして提案する。
外部からの脅威へ事前対策を!
「SCV セキュアブラウザ」は、Linuxサーバー上のコンテナを用い、Web閲覧を分離、アクセス実行されたブラウザ画面を転送してローカルデスクトップに反映させるもので、セキュアなWeb閲覧環境を容易に確保できるサービスとなっている。
今回、2つのサービスの連携ソリューションが誕生したことで、導入した地方自治体は、LGWANメールサーバーへの無害化転送機能を利用できるようになるほか、セキュアなリモートブラウザ環境から、インターネットメールサーバーやネット上のWeb閲覧などが自在に行えるようになる。
昨今、増加している個人情報など重要情報の漏洩問題や、マイナンバー制度施行を背景に、あらゆる攻撃に対するリスク軽減策をとっておくことが早急に求められている。2社はこのサービスを用いることで、こうした喫緊の課題解消につながり、外部からの脅威を気にすることなく、職員がネットを利用できるようになるとしている。
両者は今後、それぞれの販売パートナーを介して販売を推進し、2017年7月までに100団体での導入を目指していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)

ジェイズ・コミュニケーション株式会社/サイバーソリューションズ株式会社 ニュースリリース
http://jscom.jp/wp-content/uploads/20160113.pdfサイバーソリューションズ株式会社 過去プレスリリース 無害化転送機能サポートについて
https://www.cybersolutions.co.jp/news/20151203/「SCV セキュアブラウザ」について
http://jscom.jp/wp-content/uploads/20160112.pdf