英語に加え中国語と韓国語の対応を開始
NTTレゾナント株式会社は8日、安否確認サービスとして提供している「J-anpi~安否情報まとめて検索~」(以下、「J-anpi」)について、多言語化対応を進める方針で、現在の英語対応に加え、まず新たに中国語(簡体語・繁体語)と韓国語への対応を開始すると発表した。
NTTレゾナントによると、5年前の2011年3月11日、東日本大震災が発生した際には、訪日中の外国人観光客や留学生に関する安否確認のため、大使館や旅行会社に問い合わせが殺到したという。近年、訪日外国人旅行者は年々増加していることから、災害時の安否確認においても、多言語化によるサービス提供体制を整備しておくことが不可欠と考えられる。
そこで、まず「J-anpi」では、とくに訪日外国人旅行者のなかでも、昨今は中国および韓国からの旅行者が多いことから、まず中国語(簡体語・繁体語)と韓国語への対応を開始することとしたそうだ。
母国から家族や知人の安否確認がスムーズに可能!
今回の対応により、訪日外国人旅行者や在留中の留学生について、災害発生時にはその安否を、母国にいる家族や知人が母語を用いて、手軽に確認することができるようになった。
まず「J-anpi」にアクセスし、表示言語選択で英語・中国語(簡体語・繁体語)・韓国語のなかから、任意のものを選択。次に検索窓へ、安否を確認したい相手の氏名あるいは電話番号を入力する。下部にある検索ボタンをクリックすれば、各言語に対応した安否検索結果が表示される。
なお、確認できる安否情報は、通信キャリア各社から提供された「災害伝言板」や「Web171」などに登録されている情報となる。NTTレゾナントでは、今後も順次その他の言語における対応も進めていく方針で、「J-anpi」を、よりスムーズに多様な人が利用できる安否確認サービスとして充実させていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

NTTレゾナント株式会社 プレスリリース
http://pr.goo.ne.jp/goo/2016/13233/「J-anpi」
http://anpi.jp/top