KADOKAWAとはてなによる新しいWeb小説総合サイト「カクヨム」
株式会社KADOKAWAと株式会社はてなは2月29日、2社で共同開発を行った新しいスタイルのWeb小説投稿&閲覧サイト「カクヨム」を正式にオープンさせた。物語を愛するすべての人たちへ贈る、誰もが“書ける、読める、伝えられる”をコンセプトとした小説サイトで、一部人気タイトルの二次創作も可能としている点などが特徴だ。
KADOKAWAとはてなでは「カクヨム」の正式オープンに向け、昨年から準備を進めてきていた。ティザーサイトや準備会ブログ、SNSなどで最新情報を発信し、昨年12月25日からは作品の投稿受付を開始。すでに登録会員数は18,000人を突破し、集まった投稿作品数も15,000タイトルを超えるまでになっているという。今回正式オープンとなり、作者が「公開」設定にした作品コンテンツは、自由に閲覧できるようになった。
プロ作家による連載小説も続々スタート!Webコンテストの読者選考も開始
「カクヨム」では、誰でも思いのままに小説を執筆・公開することができる投稿フォームを設計・提供しており、初めての人でもストレスなく、自分の物語を紡ぐことができる。許可されたタイトルを対象としたものであれば、二次創作による作品制作・投稿も可能だ。
Web小説として、あらゆるデバイスで読みやすいUIによる提供を推進しており、いつでも好きな時間、好きな場所で、好みのスタイルによって気軽に作品を楽しめる。PC版のほか、各種スマートデバイス向けのアプリ版も近日公開予定だ。
読み手同士や読み手と作者のコミュニケーションの場となることにも力を入れており、作品を読んだユーザーがその感想を書いて、他ユーザーにおすすめできる機能なども充実している。自分の感じた“面白い”を多くの人々に伝え、また自分自身の創作意欲が湧いたら、作品を投稿し表現者にもなってみてほしいとしている。
一次創作の作品を対象とした「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」も開催されており、正式オープンにあわせて読者選考もスタートした。コンテストから生まれてくる、新たな才能と物語にも期待したい。
また、「カクヨム」に参画する各小説レーベルの公式ページでは、プロ作家による連載も続々とスタートする。「エンターブレイン ホビー書籍編集部」、「カドカワBOOKS編集部」、「スニーカー文庫編集部」、「ドラゴンブック編集部」、「ファミ通文庫編集部」、「富士見L文庫編集部」のページがあり、各作品の連載開始は2月29日以降随時となっている。
正式オープンを記念し、人気イラストレーターのしのとうこ氏、so-bin氏による描き下ろしイラストを用いた壁紙の配布も行われている。気になる人は、まずアクセスしてチェックしてみよう。
(画像はニュースリリースより)

株式会社KADOKAWA ニュースリリース
http://www.kadokawa.co.jp/company/release/2016202162「カクヨム」
https://kakuyomu.jp/