リッピング不要!レコチョクが3月15日よりサービスを開始
株式会社レコチョクは26日、CDを購入したユーザーが収録楽曲を簡単に手持ちのスマートフォンでも聴くことができるようになる新サービス「プレイパス(PlayPASS)」を、3月15日より提供開始すると発表した。視聴行動の多様化に合わせ、CDの付加価値を高めて音楽ファンの利便性向上と市場の活性化を目指す。
近年、CD購入者の多くがPCでリッピング作業を行い、スマートフォン端末でも楽曲を楽しむケースが一般化してきている。今回発表した「プレイパス」は、こうしたリッピング作業を行うことなく、CDパッケージに同梱された「プレイパスコード」を「プレイパス」専用サイトで入力するだけで、そのCDの収録楽曲がネットワークを経由してスマートフォンにダウンロードされ、専用プレイヤーアプリ「PlayPASS Music Player」で聴くことができるようになるというもの。
「PlayPASS Music Player」は、Android 4.2以上、iOS 8.2以上を推奨し、それぞれGoogle Play、App Storeで無償提供する。楽曲はAAC 128kbps/320kbpsでダウンロードされ、再生されるという。楽曲ダウンロードの有効期限が作品ごとに設定されるほか、1「プレイパスコード」あたり最大5台の端末までというダウンロード制限がつく。
夏には映像コンテンツにも対応!
このサービスでは、一般的なCDアルバムが対象となるが、まず「プレイパス」対象商品でカードが封入されているものを購入していることが必要だ。対象商品は、ジャケットに貼られた「プレイパス」対応シールで示される。
カードに記載されている「プレイパスコード」を確認したら、専用サイトにアクセスし入力、サービスにログインして、スマホ専用アプリ「PlayPASS Music Player」をインストール、収録楽曲をダウンロードすれば、アプリから再生可能となる。
なお、ログインして利用するサービスとなるため、「クラブレコチョク」へのメンバー登録が必要となっており、未登録のユーザーは新規に登録することが求められる。登録自体は無料で行える。
「プレイパス」サービスに対応した第1弾作品は、3月15日リリースのいきものがかり、デビュー10周年記念ベストアルバム『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』となる。
レコチョクではさらにこのシステムを拡充し、今夏にはDVDおよびBlu-rayの映像作品に関しても対応を開始。スマートフォン上で動画コンテンツを楽しめるようにもするとしている。また対象商品が増加するよう、音楽業界に広くサービスの採用を呼びかけ、市場の活性化にもつなげていきたいとした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社レコチョク プレスリリース
http://recochoku.jp/corporate/pdf/n_20160226.pdf「プレイパス(PlayPASS)」 公式サイト
http://playpass.jp/