ルール違反の個人情報ファイルを検出、自動対処で適切管理!
株式会社レピカは28日、同社が手がける個人情報検出ソフト「P-Pointer」シリーズの新製品「P-Pointer File Security」を発表、4月より販売を開始するとした。PCやファイルサーバ内にある個人情報ファイルを検出し、自動対処させて漏洩を未然に防いだ適切な管理が行えるようにする。
リリースする「P-Pointer File Security」は、個人情報を含むファイルを高速で検出するほか、さらに検出後の対処機能も備えた個人情報管理ソリューションだ。未対処状態のまま残ったかたちになっているファイルを発見し、自動で特定のフォルダに移動させたり、削除したりといったことが手間なく行える。
膨大な量になる社内全ての個人情報ファイルの管理状況を把握したり、各PCにルール違反の個人情報ファイル保有がないかチェック、管理したりすることができるため、深刻な情報漏洩を未然に防ぐことができる。どのような対処をとったか記録し、その履歴を後で確認することも可能だ。
豊富な検索条件と設定で細やかな管理を実現
従来製品に比べ、ファイルの検出精度および速度も向上しており、個人情報と思われる単純な単語や数列パターンを含むか否かの判定だけでなく、保存場所や日時、暗号化の有無といったファイル属性など、細かく絞り込んだ条件で検索、発見することができる。
差分スキャン方式による高速検索を採用しているほか、従業員や管理者など検索実行をあらかじめ設定した条件で制御する機能、リアルタイムスキャン機能などもある。設定したルールに反するファイルをリストアップし、検出したら、自動/半自動/手動での移動や削除といった対処へと進む仕組みだ。
フローにおける具体的な対処方法は、管理画面から設定しておくだけで適用されるため、手軽に適切な管理と情報漏洩対策を行うことができる。管理サーバ側では、実効スケジュールの設定や、検索対象とする端末のグループ作成、結果確認などが可能だ。
今後のバージョンアップにより、管理における「パスワードロック」や検出の「通知機能」、APIによる他システムとの連携などにも対応していく予定という。参考価格は、PC検索の場合100ライセンスで60万円(税別)、ファイルサーバ検索はディスク容量5TB以下で80万円(税別)となっている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社レピカ プレスリリース
https://www.repica.jp/news/press/entry3829/