より自由で豊かな編集・表現を可能に
米Facebook傘下の画像・動画共有に特化したSNSサービス「Instagram」は米国時間の29日、ユーザーが投稿できる動画コンテンツの最大枠をこれまでの4倍となる60秒にまで拡大することを発表した。日本国内でも、日本時間の30日より提供開始となっており、今後数カ月間をかけてローリングアウト、全世界のユーザーが順次60秒動画の撮影・投稿を行えるようになるとしている。
Instagramでは、2013年6月から動画のサポートを開始した。これまで投稿できる動画の長さは、3~15秒とごく短いものだったが、60秒までに拡張されたことで、より豊かなストーリーや世界観を表現することが可能となる。
発表によると、過去6カ月の間に「Instagram」上での動画閲覧率は40%も増加しているといい、より楽しく、自由でクリエイティブに動画コンテンツを制作したり、閲覧したりしてもらえるよう、60秒までの動画撮影・再生に対応することを決めたという。
iOS版では複数動画の“まとめ”編集も可能に
最大60秒にまで拡大された動画コンテンツの投稿機能は、早速サッカーの人気チーム「レアル・マドリード」や、アーティストのセレーナ・ゴメスらによって活用され始めている。今後、さまざまなユーザーからの投稿がなされていくだろう。
またiOS版では、新たにカメラロールから複数の動画を選択し、ひとつの動画コンテンツにまとめることができる編集機能が搭載されることも発表された。「version 7.19」となる最新版のiOS向け「Instagram」アプリで利用できるようになるといい、こちらは今週中にもApp Storeから入手可能となるそうだ。
Instagramでは、コミュニティにおける動画のアクティブな活用に注目しているといい、今後さらに動画関連機能を充実化、アップデートとして随時発表していく予定ともした。
(画像はFacebook発表資料より)

Facebook Newsroom 該当発表資料
http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/03/Instagram 公式ブログ 該当発表記事
http://blog.instagram.com/post/141905496242/160329