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2025年05月08日(木)
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ジブリ作品にも使われたアニメ制作ソフトが無償で!「OpenToonz」

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ジブリ作品にも使われたアニメ制作ソフトが無償で!「OpenToonz」

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ドワンゴが「Toonz」を買収、オープンソース化
株式会社ドワンゴは18日、イタリア・ローマを拠点とするDigitalVideo社が独自に開発したアニメーション制作ソフト「Toonz」を買収したことを発表した。ドワンゴがこの「Toonz」をベースにしたオープンソースプラットフォームを開発し、提供するという条件で合意していることから、「OpenToonz」として誰もが無償で利用できるものとし、3月26日にリリースする予定だという。

「OpenToonz」には、長年この制作ソフト「Toonz」を用いてきたスタジオジブリの独自開発機能「Toonz Ghibli Edition」も含まれるといい、あのジブリ作品を支えるツールが、自由に無料で使えるようになる。

「Toonz Ghibli Edition」は、「Toonz」のソースコードをスタジオジブリ社内でカスタマイズしたもので、『借りぐらしのアリエッティ』以降、ほぼ全ての作品における仕上、色指定、撮影工程で用いられている。

スタジオジブリによると、1995年『もののけ姫』の制作時に、一部をデジタル制作するため、選定したのが「Toonz」だったそうだ。従来の制作スタイルと混在させても違和感がなく、劇場クオリティでもストレスなく作業できることを条件に選んだといい、それ以降、より使いやすく改良を重ねながら使用してきたとしている。

今回のオープンソース化にあたり、スタジオジブリのエグゼクティブ イメージング ディレクターである奥井敦氏は、「Ghibli Edition」についても、アニメーション業界はもちろん、幅広い人々に活用してほしいとコメントを寄せた。

Toonz
AI技術を活かした新機能なども搭載して提供予定
ドワンゴでは、さらに「Toonz」に自社独自の人工知能技術を活かした専用エフェクトや、誰もが簡単にエフェクトを追加できるプラグイン機能といった新機能も追加搭載し、「OpenToonz」としてリリースするとしている。

同社では「OpenToonz」の提供を通じ、アニメ制作に関連するさまざまな研究成果を、即座に制作の現場へ反映させられるようなプラットフォームを構築し、学術研究と映像産業の連携を活発化、創造的な環境を提供していくことを目指しているという。

なお、3月26日、27日に東京ビッグサイトで開催されるアニメイベント「AnimeJapan 2016」のKADOKAWAブースにおいて、「OpenToonz」の展示・説明会を実施することも発表された。会場で実際にソフトウェアを体験することができる。初日の26日には、クリエイションステージにて「アニメーション制作ツールのオープンソースプロジェクトについて」と題したビジネスセミナーも予定されている。


外部リンク

株式会社ドワンゴ プレスリリース
http://dwango.co.jp/pi/ns/2016/0318/index.html

「OpenToonz」 特設サイト
https://opentoonz.github.io/

「AnimeJapan 2016」 公式サイト
https://www.anime-japan.jp/

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