参加できなかった人とも感動を共有できる!
米Facebookは6日、Facebookサービスのグループ機能およびイベント機能内において、リアルタイムに動画を配信することができる「ライブ動画」実施機能を追加搭載したと発表した。iOS版、Android版アプリで、今後数週間のうちに全ユーザーが利用可能となる予定だ。
Facebookにおける「ライブ動画」は、昨年夏にまず著名人向けとして「Mentions」内での提供が開始され、最近になって米国でiOS版、Android版アプリで一般ユーザーにも提供されるものとなった。Facebook上では、日々様々なライブ動画が投稿され、交流に活かされている。
今回、グループ機能およびイベント機能内での「ライブ動画」配信が可能になったことで、グループメンバー限定でリアルタイムな体験を共有できるものとなった。例えば、誕生日会に参加できなかった親しい人に動画で様子を伝えたり、フィットネスグループ内でワークアウトのプログラムを配信・共有して実践したりするといったことが可能だ。リアルタイムのQ&Aセッションなども簡単に企画できるとしている。
双方向性を重視!リアクションやコメント、フィルターなど充実
Facebookの「ライブ動画」では、双方向性を重視しており、視聴ユーザーが動画閲覧中に「ライブリアクション」として、簡単な感想をリアルタイムに伝えることができる。ニュースフィード上で用いられている「超いいね!/うけるね/すごいね/悲しいね/ひどいね」のリアクションアイコンを動画に付けることができ、送るとプロフィール写真がリアクションアイコンの直前に表示されるようになる。
これで、配信者や他の視聴ユーザーが観客席からの拍手や歓声を聞くように、どんなときに、どんな人が、どういった感想を抱いているか分かるという。
また、配信者がコメントにすぐ反応したり、返事をしたりすることもできる双方向性の良さをコンテンツとして保つため、配信終了後のアーカイブで再生する場合にも、リアルタイム配信時のコメントが表示される仕組みとなっている。
このほか、「ライブ動画」をよりカスタマイズ利用できるよう、5つの専用ライブ動画フィルターも提供が開始された。今後は配信中に動画上へ落書きができる機能も追加予定としている。
ユーザーは視聴中の「ライブ動画」に友だちを招待する機能や、注目の「ライブ動画」や友だちおよび自分の興味・関心分野に該当するトピック関連動画として投稿されているものを発見しやすくする専用の動画メニューも用意されており、これらを活用すれば、より様々な動画、見逃したくない動画に出会うことができると案内した。
デスクトップ向けには、世界中で今公開されている「ライブ動画」を視覚的に閲覧できる「Facebookライブマップ」をリリースした。現時点で世界60カ国以上が「ライブ動画」配信を利用できるようになっており、これらの地域で今何が起きているのか、マップから俯瞰的に見ることができるとしている。
(画像は発表記事より)

Facebook Newsroom 発表記事
http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/04/