iPadに続きiPhone版も提供開始
ノルウェー・オスロに本拠地を置くOpera Softwareは現地時間の24日、iPhone向けのブラウザアプリ「Opera Coast web browser」の提供を開始した。タッチ操作に最適化された非常にシンプルで使いやすい新ブラウザで、App Storeからダウンロードすれば無料で利用できる。
Webブラウザ「Opera Coast」は、タッチパネルに最適化されたシンプルブラウザで、昨年9月にiPad向けアプリとしてリリースされていた。ほとんどの操作を親指のみのタッチで行え、そのほかの操作も最低限の2つのボタンで行えると謳う。「戻る」「進む」ボタンやナビゲーションバー、ツールバー、URLを示すボックスなどもなく、タッチとスワイプで操作していく。
極端なまでのシンプルさ!iPadでも人気の新ブラウザ体験を
今回提供が開始されたiPhone版は、無料アプリ部門で高い人気を誇ったiPad版をほぼ踏襲したもので、基本的なデザインや操作は同一だ。ホーム画面では、ブックマークされたサイトをアイコン化して表示。iCloudを利用してiPadなどと同期することもできるものとなっている。おすすめサイト機能で人気の高いコンテンツにも簡単にアクセスできるなど、快適なユーザー体験をサポートする。
検索を行いたいときは、画面を下にスワイプすればOKで、インクリメンタルサーチが導入されており、任意のワードなどを1文字入力するごとに画面上部でサイトを、画面下部で最適な語句や関連サイトの候補を表示する。Googleの「g」マーク表示をタップすれば、Google検索の結果を表示してくれる。
Webサイト表示時の2つのボタンは、1つがタブ切り替えボタンで、もう1つがホーム画面へ戻るためのボタン。タブではブックマークしてホーム画面へそのページを追加したり、印刷出力、メール・SMS送信、Twitter、Facebookへの投稿を行ったりすることが可能だ。
極度にシンプル化されたスタイルで、戸惑いを感じる向きもあるかもしれないが、操作は直感的でなじみのある体系となっているので、“リラックスして使う上で最適”とされているように、空き時間のネットサーフィンや短時間でさっと情報をチェックしたいときにはとても使いやすく、向いているといえるだろう。iPadで人気を博した新体験をiPhoneでも。

Opera Coast
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