サイト回遊を促し、トラフィック向上の機会を提供する「Yahoo!コンテンツディスカバリー」
Yahoo!JAPANを運営するヤフー株式会社は、新たなメディア企業向けソリューションとして「Yahoo!コンテンツディスカバリー」の提供を行うことを発表した。提供開始時期は今秋9月頃を予定する。
「Yahoo!コンテンツディスカバリー」は、「Yahoo!ニュース」のコンテンツパートナーとなっているメディア企業をシームレスにつなぎ、ユーザーの興味・関心やソーシャルメディアにおける話題性、閲覧している時間帯、デバイスのタイプなど、さまざまな要素を組み合わせた独自のアルゴリズムを用いて、それぞれのユーザーに最適なニュース記事をレコメンドするもの。
メディア企業はこれを自社サイトに導入することで、サイトを訪れたユーザーに対し、サイトにある記事の中から、より最適なものをレコメンドすることが可能となり、ユーザーの回遊率アップを狙うことができるという。
(画像はプレスリリースより)
特定他社サイトに送客すると対価獲得も
これに参画するメディア企業のサイト同士は、ネットワーク化されるため、ユーザーの興味・関心にあった記事をサイトの枠を超えて提供することができる。これにより、新規トラフィックの獲得が見込まれている。さらに自社サイトから特定他社サイトに送客した場合には、対価を得ることもできるという。
ヤフーでは、この新ソリューションを提供するにあたり、グローバルでの豊富な実績とコンテンツレコメンド技術をもつ米Taboola, Inc. と提携。同社は2014年5月現在、世界で月間表示回数1,300億のコンテンツレコメンデーションを提供しているそうだ。
「Yahoo!ニュース」関連リンクからの流入増やサイト内の回遊率アップ、新規トラフィックを獲得する機会の増加など、メディア企業としては多くのメリットが期待できる「Yahoo!コンテンツディスカバリー」。ユーザーにとっても興味・関心の延長にある、多様なコンテンツへ出会いやすくなると期待される。提供開始以降の展開が楽しみだ。

ヤフー株式会社 プレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2014/05/30a/