無償提供を開始、基本機能の利用は無料
Microsoftは米国現地時間の6日、iPhone向けの「Office」アプリと、Androidタブレット向けのプレビュー版「Office」アプリ、そしてiPad向けの新しくなった「Office」アプリの無償提供を開始した。基本機能はいずれも無料で利用でき、さまざまなデバイスで、時間や場所を問わずOfficeコンテンツの作成・編集が行える。
iPhone向けの「Office for iPhone」は、新規のリリース。iOS 7.0以降が対応となる。136カ国で提供し、29種言語をサポート。Word、Excel、PowerPointの3つによって構成され、これまでiPad向けに提供されてきたOfficeコンテンツの簡単な編集や共有が、iPhoneに最適化されたインターフェースで可能となっている。
タブレットではさらに便利に、Android版の正式一般提供は来年初頭を予定
「Office for Android タブレット」はプレビュー版として公開されており、サインアップして申し込みを行えば、ユーザーはWord、Excel、PowerPointの各アプリをAndroidタブレットで利用することができる。注意点として、このプレビュー版を利用中はAndroid OSのアップデートが利用できない。正式な製品の一般提供開始は、2015年初頭を予定している。
既存のiPad向けアプリである「Office for iPad」についても内容の更新が行われ、Word、Excel、PowerPointのそれぞれで基本的なドキュメントの作成・編集・表示がより便利に利用可能となった。
いずれもさらに高度な機能を利用したい場合には、有料のライセンスが必要となるが、基本的機能はMicrosoftアカウントへのサインインだけで、ほぼだれでも自らのモバイル端末から無料で「Office」を使用することができるようになったといえる。
(画像はMicrosoft 公式ブログ発表記事より)

Microsoft 公式ブログ発表記事
http://blogs.microsoft.com/blog/2014/11/06マイクロソフト株式会社 ニュースリリース
http://www.microsoft.com/ja-jp/news/Press/2014/Nov14