ベーシックとプレミアムの2種を2月6日に発売
株式会社ジャストシステムは12月2日、Windows向けの日本語入力ソフト最新版「ATOK 2015 for Windows」を発表した。「ベーシック」と「プレミアム」の2種があり、価格はそれぞれ8,000円、12,000円(税別)となっている。発売日は2015年2月6日だ。ユーザーの思考を先読みして入力をサポートしていく機能や、豊富な選択肢の提示、ふと思い出せなくなった言葉の入力支援機能など、最適な言葉を綴るための強力な支援ツールとして、さらなる進化をみせている。
「ATOK 2015 for Windows【ベーシック】」では、頭の数文字を入力した時点で続く言葉やフレーズを推測して示す「推測変換」機能をさらに強化し、「推測フォロー変換」機能とした。複数文節を入力した場合でも、入力途中で提示候補が消えることなく、読みにあわせて変換候補が示され続ける。この機能により、テキストの入力効率は最大20%向上するという。
変換中の言葉から推察・連想される類義語や言い換え表現を提示する「連想変換」機能もパワーアップし、「類語ファインダー」として大幅刷新されている。その言葉が持つ意味をニュアンスごとに分けて認識、また複数の連想変換辞書がある場合にはそれらを横断して検索するなど、より適切かつ幅広い類義語・関連語の提示を可能とした。
変換辞書には、自然科学や社会科学、人文科学など主要な学術分野からの専門用語も新たに収め、カバー範囲を拡充して約10万語を追加した。入力中の文脈を解析し、略称も誤りなく変換できるものともなっている。
「ATOKナントカ変換サービス」誕生!
「ATOK 2015 for Windows【プレミアム】」では、「ベーシック」の機能に加え、さらに限定機能や連携電子辞典・連想変換辞書を搭載する。とくに今回高い注目を集めているのは、思い出せない言葉の入力も助ける新機能「ATOKナントカ変換サービス」だ。
「ATOKクラウドサービス」の新サービスとしてリリースされるもので、「プレミアム」ユーザーは1年間自由に利用できる。この「ATOKナントカ変換サービス」では、単語の後方一致による変換が可能で、例えば「なんとかこーど」と入力すれば「文字コード」「QRコード」「ドレスコード」など、ATOKが“なんとか”にあたる部分を補って、よく使用される言葉から変換候補をウィンドウに示してくれるという。
また「三省堂類語新辞典 for ATOK」を初搭載し、「類語ファインダー」で連想変換して提示する語彙を大幅に強化した。分かりやすく丁寧な解説や豊富な用例、季語、俗語も確認できる。さらに今年1月に改訂されたばかりの、新語に強い「三省堂国語辞典 第七版」も「三省堂国語辞典 for ATOK」として搭載されている。
このほか「プレミアム」では、変換中の言葉からリアルタイム翻訳が行える「8カ国語クラウド翻訳変換 for ATOK」や、Excel内の単語・フレーズを候補に含める「ATOK ダイレクト for Excel」、連携電子辞典としての「ジーニアス英和/和英 for ATOK」も利用できる。

株式会社ジャストシステム ニュースリリース
http://www.justsystems.com/jp/news/2014l「ATOK 2015 for Windows」 製品案内
http://www.justsystems.com/jp/products/atok/?w=home