クラウド時代の安全で管理しやすい新統合ライセンス「ECS」を発表
日本マイクロソフト株式会社は21日、法人向けの新統合ライセンスとして「Enterprise Cloud Suite」(エンタープライズ クラウド スイート、以下ECS)を12月1日より提供開始すると発表した。主に大規模法人向けで、マイクロソフトが企業ビジョンとして掲げる「モバイルファースト、クラウドファースト」を具現化した、新時代のニーズに応える統合ライセンスとなっている。
ECSは、スマートフォンやタブレット、モバイルPCなどの多様なデバイスに対応し、いつでもどこでも作業に取り組める現代型のワークスタイルや、使い慣れた個人所有のデバイスも活かすBYOD(Bring Your Own Device)などが浸透した環境を想定。そこでIT管理者に対して新たに生じてきた、把握していない個人所有デバイスによる社内リソースへのアクセスが原因の情報漏洩や、管理者が承認していないクラウドアプリを個人や部門単位で用いてしまうケース、アプリごとに多数のIDとパスワードが設定されて乱立した結果、スタッフの退職時などにそのIDを無効化することが難しいケースといった問題発生を抑制し、高い生産性を維持しながら、安全で管理しやすいIT環境の構築がなされるよう支援する。
3つを1つのライセンスに!
具体的には、マイクロソフトの統合型情報共有クラウドサービスである「Microsoft Office 365 E3」と、モバイル環境管理ソリューションの「Enterprise Mobility Suite」、クライアントOSのWindows Enterprise利用権「Windows Software Assurance per User」の3製品を統合し、1つのライセンスとして提供する。
これにより、場所や時間、使用するデバイスを問わず利用でき、セキュリティを維持しながら高い生産性を発揮するクラウド、モバイル環境が構築できるほか、従来のデバイス単位のライセンスからユーザー単位のライセンスとなるため、個人所有のデバイスも含めたコンプライアンス維持、ライセンス管理が容易に整理して行えるようになる。
また、1つに統合され、利用においてスイート割引が適用されることから、個別に3製品を購入して導入するよりも割安となり、コスト効率性もアップしたものとなっているという。
なおこの「ECS」は、マイクロソフトのライセンシング ソリューション パートナーを通じて提供される。詳細はWebサイトで確認を。

日本マイクロソフト株式会社 プレスリリース
http://www.microsoft.com/ja-jp/news/Press/2014/Nov14Enterprise Cloud Suite 公式サイト
http://www.microsoft.com/japan/msbc/Express