Wi-Fi位置情報を活かしたおもてなし!デモサイトを構築
三井情報株式会社(MKI)は26日、名所旧跡・観光スポットや店舗などで人の動きをWi-Fiベースの位置情報から分析し、活用していくWi-Fiロケーションサービスのデモサイトを構築し、企業などへの提供を開始したことを明らかにした。MKI東中野オフィスに設置された「東中野ATC(Advanced Technology Center)」に構築したもので、企業などパートナーが保有する関連製品・サービスとWi-Fiロケーションサービスをあわせて検証する場としていきたいという。
デモサイトは、Cisco社のWi-Fi環境、FacebookによるWi-Fi認証、AWSのクラウドを活かしてMKIが独自に開発したロケーションデータベースサーバーやコンテンツサーバーなどから構成されている。“観光xIT”を掲げ、効果的なICT基盤の構築・活用による地域の活性化、提供サービスの充実を促していく。
満足度の高いWi-Fiロケーションサービスの実現を強力にサポート!
デモサイトの環境下では、観光客によるWi-Fi利用時の位置情報を用いて、さまざまなコンテンツを一般利用者のスマートデバイスに配信するWi-Fiロケーションサービスの検証を実施することができる。位置情報から観光スポット・店舗など特定の場における利用者の行動を、事前の同意を得てデータ化する仕組みや、そこから得られたデータを分析する手法の検討などが行え、より多くの人々を呼び込むためにはどうすればよいか、具体的な施策づくりに活かすことが可能だ。
Wi-FiとFacebookを組み合わせ、Wi-Fiサービスをマーケティングツールとして活用するような検証を実施することも可能で、サービス提供企業にとって負担の大きいコスト発生源となりがちな、無料Wi-Fiサービスのプロフィット化も支援するという。
MKIでは、さまざまな製品・サービスを保有する企業など多岐にわたるパートナーとコラボレーションしながら、利用者にとって利便性が高く、満足度の高いWi-Fiロケーションサービスといえるサービスの実現を目指し、総合的なサポートを行っていきたいとしており、今後ビジネスパートナーとともにさらに付加価値の高いWi-Fiサービスを創出していきたいとしている。

三井情報株式会社 プレスリリース
http://www.mki.co.jp/service_news/service_news_2014