新アカウントを追加登録、利用意図で使い分け
株式会社ミクシィは14日、同社のSNSサービス「mixi」において、新しいアカウントを追加登録し、複数のmixiアカウントを使用することができる機能の試験提供を開始したと発表した。
ごくプライベートな友人間で使用するアカウントと会社の同僚との間で使用するアカウントといった使い分けや、自分のもっている趣味ごとに特化したアカウントを作って密なコミュニケーションを楽しむなど、利用用途に合わせ2つのアカウントを用いていくスタイルを提案している。
まずはPCとスマートフォンのブラウザ版機能として提供し、スマートフォンアプリでの提供は順次対応予定とした。アカウントを追加登録するには、既存アカウントで登録されているメールアドレスとは別のメールアドレスが必要になる。また「mixiゲーム」など、一部機能では複数アカウントでの利用ができないものもある。
ユーザーニーズに応えて試験提供、3月頃には正式提供を予定
ミクシィによると、ユーザーに対して行ったアンケート調査で、恋愛コミュニティに参加したいが友だちにばれると恥ずかしいといった声や、友だちには明かせない悩みや病気のコミュニティにも参加したい、趣味だけに特化したアカウントを保有したいといった声が上がり、複数アカウント利用へのニーズが確認されたという。
また、これまでの機能でも、グループ機能や投稿範囲の変更を行い、自分で管理することで、こうした使い分けのニーズを満たすことは可能だが、ユーザーの負担が大きいことや運用負担を考えた上で、この機能を追加することを決めたとした。
アカウントを追加登録したことは、「マイミク」に知られることはなく、mixiユーザーからも同一人物のアカウントであることは分からない。ただし、mixiの運営側では同一人物のアカウントであることを把握可能となっており、一方で違反行為があった場合には、両方のアカウントに処分がなされる仕組みとなっている。
なお試験提供を経て、2015年3月頃には正式提供を開始する予定で、現時点ではアカウントごとにログインが必要とされているものの、この正式リリース時に、ログアウトせずアカウントを切り替えられる「アカウント切り替え機能」も提供する方針とした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ミクシィ プレスリリース
http://mixi.co.jp/press/2015/0114/12380/