ハウステンボス、「変なホテル」の開業を発表
長崎県佐世保市のハウステンボスは27日、2015年7月17日にスマートホテルプロジェクト「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」の第一期分、客室72室をオープンさせ、新事業として開始することを発表した。最新のICT技術などを活用し、ロボットがホテルスタッフとなって働くといった特徴をもつ、ユニークな世界初のローコストホテル(LCH)になるという。
この「変なホテル」開業にあたっては、東京大学生産技術研究所川添研究室と鹿島建設株式会社が、プロジェクト全144室の半分となる各72室の設計を担当、またサービスロボット分野で、株式会社ココロ、アルデバラン・ロボティクス、株式会社安川電機などが参画している。
ホテル名称やコンセプトにおいては、グラフ株式会社が協力し、常に変化する世の中にあってホテル自身も常に変化するスタイルを実現しようと、「変なホテル」と名付けたとされている。
ロボットたちとの会話も楽しめる不思議空間
「変なホテル」では、フロント、ポーター、清掃などホテルの各業務をロボットスタッフが担当する。顧客情報に応じた対応で、的確かつ効率よく業務を遂行しながら、一方でどこか不思議な温かみも感じさせるような会話体験も提供するという。ホテルとしては、人件費を削減し、低コストで高水準なサービスを実現する。
チェックインからチェックアウトまで、基本は利用客の手によるセルフサービスとなり、必要に応じてロボットを中心としたスタッフが快適なホテルライフのサポートを行う。
最新の顔認証システム導入により、キーレス滞在が可能で、画像認識登録を行えば、鍵をもつことなく安全に滞在できる。なお顔認証を希望しない利用客には、非接触ICカードキーを提供する。
宿泊代金はオークション方式によって決定され、追加料金でアップグレードしたり、オプションプランを利用したりすることもできるようになるという。2月1日10時から、問い合わせフォームでの宿泊予約先行仮受付を開始しており、予約の可否については、確定次第メールで案内するとしている。
(画像はニュースリリースより)

ハウステンボス ニュースリリース
http://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/pdf「変なホテル」公式サイト
http://www.h-n-h.jp/