国内動画クリエイターに時代劇制作支援プログラムを提供
Googleの動画サービス「YouTube」が東映株式会社と提携し、日本国内の動画クリエイター(YouTuber)向けに、時代劇動画制作のための支援プログラム提供を開始すると発表した。プログラムでは、グーグル株式会社が運営する制作スペース「YouTube Space Tokyo」において、時代劇を撮影できる特別セットを無償提供するという。
この支援プログラムは「YouTube Space 時代劇 with 東映太秦映画村」と名づけられたもので、幅広いジャンルの動画クリエイターらに、新しいスタイルの時代劇制作を行ってもらうことを目的としたもの。時代劇における撮影・制作技術の伝承と、新たな魅力およびファンの発掘を目指す。
ワークショップも開催!クリエイターの技術向上を支援
プログラムの一環として、東映が継承してきた時代劇の撮影技術を学ぶことのできるワークショップも開催される。また、京都府にある東映太秦映画村にクリエイターを招き、YouTubeで公開する動画の制作や、クリエイター同士の交流機会を設けるといった取り組みも展開していく予定だ。
東映京都撮影所の竹村寧人所長は、プログラムの開始にあたって、今回の取り組みにより、若い人々が時代劇の魅力に触れる機会が創出され、新しい時代劇が生み出されていくことを期待するとのコメントを寄せている。
なお、六本木ヒルズ29階にある制作スペース「YouTube Space Tokyo」のスタジオ利用は、YouTubeのチャンネル登録者数が5,000人以上のユーザーに限られており、このプログラムの提供を受けられるユーザーも同様に限定されることになる。
(画像は公式ブログ発表記事より)

YouTube 日本版 公式ブログ 該当発表記事
http://youtubejpblog.blogspot.jp/2015/04/youtube.htmlYouTube Space Tokyo
https://www.youtube.com/yt/space/ja/tokyo.html