Android版でスタート!渋滞情報表示可能道路が2.4倍に拡大
ヤフー株式会社は14日、同社が提供するスマートフォンおよびタブレット向けの無料カーナビゲーションアプリ「Yahoo!カーナビ」において、アプリユーザーの走行情報である「プローブ情報」の活用を開始すると発表した。まずAndroid版で対応し、提供が開始されている。iOS版でも近日中に対応する予定だ。
「プローブ情報」とは、実際に走行している車両からリアルタイムに収集されるデータのこと。個人を特定しないかたちで、ユーザーが「Yahoo!カーナビ」アプリを起動して走行した際のログを収集し、各道路における最新の交通状況を推測、渋滞情報として提供する。
「Yahoo!カーナビ」アプリでは、昨年7月のサービスリリース以降、「Yahoo!JAPAN ID」でログインしたユーザー向けに、一般財団法人 道路交通情報通信システムセンターより配信されている道路交通情報の「VICS情報」を用い、渋滞や交通規制といった交通情報を提供してきた。
しかし、この「VICS情報」のみで行う場合、渋滞情報を表示できる道路は主要幹線道路や高速道路に限られてしまうという課題があった。今回の「プローブ情報」対応により、走行データのある道路であればカバー可能となり、これまでと比べて2.4倍にあたる約43万キロメートルの道路で、渋滞情報の表示ができるようになっている。
渋滞していない“順調な道路”が一目瞭然!
また、この「プローブ情報」の活用を開始するとともに、渋滞していない“順調な道路”の表示もスタートさせた。従来、渋滞している道路を赤色で、混雑している道路をオレンジ色で示してきたが、それ以外の無色の道路は、渋滞していない道路なのか、渋滞情報が無い道路なのか、区別することができなかった。
今回新たに、順調に走行している道路を緑色で示すように改善したことから、ユーザーは空いている道路を簡単に、一目で確認できるようになった。
ヤフーによると、現在「Yahoo!カーナビ」アプリのダウンロード数は300万を突破しているといい、今後も利用者数が増加すれば、渋滞情報の表示範囲も拡大されてゆくことになる。みなで使えば使うほど、より快適なカーライフが実現される仕組みだ。
(画像はプレスリリースより)

ヤフー株式会社 プレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2015/05/14a/Yahoo!地図ブログ(公式ブログ) 該当発表記事
http://blog.map.yahoo.co.jp/archives/20150512_probe.html