一般公開で誰でも利用可能に!
Googleは現地時間の28日、新しいメールアプリ「Inbox」を正式にリリースした。これまでは招待制で限定公開されていたが、今後は誰でも利用できる。Android向けおよびiOS向けのアプリとWebから利用可能で、Webからの利用はアプリで用いているアカウントでの利用に限られる。
「Inbox」は、Gmailチームによる全く新しいアプリで、ユーザーがよりメールをチェックしやすく、簡単に分類・処理できるように設計された。昨年10月に初めて発表されたもので、これまで正式一般公開が待望されていた。Gmailと「Inbox」は同期されており、いずれで行った操作も両サービスに反映される。
「Inbox」では、送られてきたメールの内容を、写真画像などを含め、すべてメールのなかで、外部へ遷移することなくチェックできる。一覧画面で写真を表示させたり、ショッピングの注文情報や飛行機のフライト情報など重要情報を、メールを開く前に確認したりできるというHighlights機能だ。
また、受信メールを「プロモーション」、「ソーシャル」、「諸ピング」といったカテゴリごとに自動分類するタブ機能もあり、情報をすっきり整理しておける。カテゴリは自分で独自に作成することも可能で、メール管理がスマートに行える仕組みとなっている。
リマインダー機能や送信を取り消す「undo send」機能も
「Inbox」では、アシストというリマインダー機能も搭載されており、自分用のメモを追加することが可能だ。病院の予約やホテル、レストランの予約などを登録しておくと、関連情報をあわせて表示してくれる。
時間や場所を指定して、関連メールを再び送信してもらえるように設定しておいたり、リマインダー表示をさせるようにしたりするスヌーズ機能も使え、スケジュール管理に活用できる。
このほか、送信したメールをキャンセルできる「undo send」機能や署名機能、スワイプでメールを一発削除できるようにデフォルト設定できる機能など、新しい機能も追加されて公開されている。全体として直感的に利用できるデザイン・機能となっているので、まず一度使ってみては。
(画像は公式ブログ発表記事より)

Official Gmail Blog 該当発表記事
http://gmailblog.blogspot.jp/2015/05/Inbox by Gmail
http://www.google.com/inbox/