クリエイターの制作したスタンプに関するビジネスを支援
LINE株式会社は18日、ユーザーがコミュニケーションに利用するLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」において、新たにトップクリエイターらのスタンプ作品を対象に商品化やライツマネジメントの支援を行う「LINE Creators Management」のサービスを開始すると発表した。
「LINE Creators Market」は、世界中のLINEユーザーが自由にスタンプ作品を制作し、販売することができるプラットフォームとして運用されている。生み出されたスタンプは、LINEによる一定の審査を通過した後、「LINE ウェブストア」とLINE内のスタンプショップで販売・購入可能となり、クリエイターには手数料30%を除いたうちの約50%が分配される仕組みとなっている。
現在、登録クリエイター数は世界156カ国で39万人、販売中のスタンプは10万セットを超えるものとなり、クリエイターズスタンプの販売総額は、89億4,600万円に達しているという。スタンプ別の販売状況では、販売金額上位10位の平均販売額が5,050万円、クリエイター別では、売上上位10位の平均販売額が1億900万円となっている。
タカラトミーアーツとも提携
こうした売上トップクラスを誇る人気スタンプとなったキャラクターなどは、グッズ化・書籍化したり、企業とのコラボレーションが実現したりするケースも見られており、LINEスタンプ作品を機軸とした、新たな創作プラットフォームが確立されてきている。
「LINE Creators Management」では、こうした状況を受け、クリエイターの活躍の場をさらに拡大すべく、トップクリエイターのスタンプ作品の商品化支援やライツマネジメントを行う。クリエイターと企業、ライセンシーなどをつなぎ、スタンプキャラクターを用いたタイアップ企画や商品化の実現、商標出願サポート、クリエイターコンサルテーション、海賊版対策といった各種支援を行っていくという。
対象となるクリエイターについては、スタンプの売上や認知度、企業PRや商品化に適したクリエイティブであるかどうか、他社とのマネジメント契約がないかといった基準での選定を行い、LINEから直接所属提案を行うものとする。
なお、これらマネジメントサービスを開始するにあたり、すでに株式会社タカラトミーアーツとの提携が決定しており、今後も提携企業の拡大を進めていくとしている。
(画像はプレスリリースより)

LINE株式会社 プレスリリース
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/996