従来のスイング解析はそのままに、パッティング解析まで対応
セイコーエプソン株式会社およびエプソン販売株式会社は9日、同社らが提供する次世代ゴルフスイング解析システムの「M-Tracer For Golf」について、従来のスイング解析はそのままに、パッティング解析まで対応を拡張した新モデル「MT500GP」を6月16日より発売すると発表した。
「M-Tracer For Golf」は、スマートフォンと連携してゴルフスイングを解析できるもの。新モデルとなる「MT500GP」では、Android、iOS対応の専用アプリには、既存のスイング解析アプリに加え、パター解析アプリが追加提供される。パッケージには通常のアタッチメントのほか、パター用アタッチメントが同梱される。
平均スコア100前後のアベレージゴルファーや、さらにスコアアップを目指す上級者向けのシステムで、独自開発の高性能小型・軽量センサーである、慣性計測ユニット「IMU」をゴルフクラブやパターに装着してスイングしさえすれば、詳細データを正確に計測することができる。
計測データは、専用ソフトをインストールしたスマートフォンやタブレット端末にBluetoothで転送される仕組みとなっており、グラフや画像を通じて細かくチェックすることが可能だ。現在の自分のスイングやパッティングを正しく知り、癖などを把握して改善ポイントを見出すことができる。
要望の多かったパッティング解析を5つの解析機能で実現
「MT500GP」では、とくにユーザーからの要望が多かったパッティング解析を、5つの解析機能でわかりやすく3D画像表示する可視化に対応した。
「総合解析」では、ストローク軌跡を3D画像で表示、総合スコアも算出・表示されるため、目標指針が得られる。「方角解析」ではフェース角とスクエア度を、「打点解析」ではインパクト時のパター挙動からパターとの重心と打点のずれを計測、芯にヒットしているかどうかを示す。「ストローク解析」ではヘッドスピード、バックスイング幅を示し、「ライジング解析」ではインパクト時のアタック角、ロフト角を解析・表示する。
パッティングの距離を選択することで、スコアの難易度が変化するほか、手持ちのパタータイプを設定することもでき、より正確なパッティングの練習と分析に活かすことができる仕組みともなっている。従来モデルで提供されている、ショットスイング解析アプリの利用も可能だ。
既存商品である「MT500G」「MT500GII」を保有しているユーザーには、有償アップグレードが用意されており、2015年8月31日まで期間限定の無料お試しキャンペーンも実施・提供される。なお、このお試しの場合も、オプションのパター専用アタッチメントは1,080円(税込)で別途購入する必要がある。
(画像はニュースリリースより)

セイコーエプソン株式会社/エプソン販売株式会社 ニュースリリース
http://www.epson.jp/osirase/2015/150609.htm