民放公式テレビポータル「TVer」が10月に誕生
日本テレビ放送網株式会社、株式会社テレビ朝日、株式会社TBSテレビ、株式会社テレビ東京、株式会社フジテレビジョンの在京民放5社は16日、民放テレビ番組動画を広告付きで無料配信するサービス「TVer(ティーバー)」を今年10月より開始すると発表した。
気になっていたけれど見逃してしまったといった、リアルタイム視聴できなかったユーザーをターゲットに、放送後、一定期間限定で無料配信するキャッチアップサービスとして提供する。各局が1週間に10本程度、ドラマやバラエティの番組をラインナップし、TV放送終了から次回放送までの1週間程度、PCやスマートフォン、タブレットなどでオンライン視聴できるようにする予定だ。
ティザーサイトを公開、新たなTVコンテンツの楽しみを
5社から提出された「TVer」サービス開始を伝える発表では、近年、情報通信技術の発展と各種ネットサービスの多様化、スマートフォンなど新デバイスの普及を背景に、放送を取り巻く環境は激変、視聴者(ユーザー)のメディア接触のあり方も大きく変化したと現況を分析。
違法動画サイトが増加し、テレビ番組を不正に配信する事例も増えていると指摘した上で、これらの社会変化に対応すべく、昨年秋から、番組コンテンツを簡単・便利に、正当な方法で楽しんでもらえる公式配信サービスの開始を検討してきたとしている。
こうして誕生するに至ったのが「TVer」であり、在京民放5社による共同の公式テレビポータルサービスとして提供することで、TVの新たな楽しみを創出するほか、違法動画配信の撲滅にもつなげたいとした。
サービス開始は10月を予定するが、すでにティザーサイトが公開されており、専用フォームからアドレスを送信して申し込みを行っておくと、スタート時に案内メールを受け取ることができる。
(画像はプレスリリースより)

日本テレビ放送網株式会社/株式会社テレビ朝日/株式会社TBSテレビ/株式会社テレビ東京/株式会社フジテレビジョン プレスリリース
https://tver.jp/pdf/TVer_release20150716.pdf「TVer」ティザーサイト
https://tver.jp/