個人クリエイターによるアプリ開発や事業化が可能に
株式会社バンダイナムコエンターテインメントは3日、バンダイ・ナムコ統合10周年企画として、今年4月から実施している「カタログIPオープン化プロジェクト」の最新情報を更新した。新たに個人クリエイターが参加可能となる3つの施策を発表している。
「カタログIPオープン化プロジェクト」は、日本国内のクリエイターに「パックマン」や「ギャラクシアン」、「ゼビウス」、「マッピー」など17タイトルのIPを開放するもの。対象タイトルに登場するキャラクターや音楽、ストーリー、設定などの二次創作を許可する。4月から開始した法人向けプログラムへの反響は大きく、100社を超える企業からエントリーがあったという。
この100社のうち、約半数の法人から企画申請があり、50件超の企画はすでに審査を通過しているそうだ。ゲームはもちろん、その他ジャンルのコンテンツにおけるアイディアも多く寄せられており、今後のネットワークエンターテインメントのさらなる事業領域拡大に向けた可能性が強く感じられるスタートとなったと報告されている。
より多くの個人クリエイターの開発を支援
今回は、法人に続き、個人クリエイター向けの支援施策を新たに発表した。1つ目は「公認クリエイター制度」で、エントリーすれば、国内の個人クリエイターがカタログIPを利用し、コンテンツを公開することができるようになる。なお、エントリーの完了に際しては、バンダイナムコエンターテインメントによる簡単な審査がある。
2つ目は「学校法人プロジェクト」だ。学校法人としてプロジェクトにエントリーすることで、授業におけるカタログIPの活用や、学生が制作したコンテンツの公開が可能となる。
3つ目は「カタログIP x GameJam」で、カタログIPをテーマに、限られた時間内でアイディアを出し合い、コンテンツの開発を目指す特別イベント「GameJam」を今秋にも実施するという。通常実施していないIP素材の提供も行い、コンテンツに活かせるようにするとしている。
それぞれ詳細については、カタログIP公式サイトで案内されているので、まずはそちらを確認してほしい。
(画像はプレスリリースより)

株式会社バンダイナムコエンターテインメント プレスリリース
http://bandainamcoent.co.jp/corporate/press/20150703.pdfカタログIP 公式サイト
http://open.channel.or.jp/