マイクロソフトがコンテンツ制作アプリ「Sway」をリリース
日本マイクロソフト株式会社は5日、ソーシャル時代に最適な、Webベースのインタラクティブコンテンツを簡単に作成できるOfficeファミリーの新製品「Sway」の一般提供を開始すると発表した。6日より配信が開始され、Office 365を利用している世界中の企業および教育機関のほか、一般個人ユーザーも無料のMicrosoftアカウントで利用できるようになっている。
推奨ブラウザーはInternet Explorer 10、Firefox 17、Chrome 23、Safari 6で、iOSならばiOS 8.0以降となる。「Sway」では、画像やテキスト、動画を取り込み、表現力に富んだ新しいコンテンツを手軽に作成することができる。パワフルなデザインエンジンを内蔵しており、コンテンツの表示形式を自動で設定、統一感のある美しい仕上がりを実現するという。
「Sway」で作成したコンテンツは、スマートフォンやPC、タブレットなど、さまざまなデバイスに自動で最適化されて表示される。マイクロソフトでは、ビジネスシーンにおけるレポートやプレゼンテーション、ニュースレター作成での活用、プライベートシーンにおける旅の思い出アルバムづくりや料理レシピづくりなどの活用を一例として紹介している。
Windows 10ならではの新機能が使える「Sway for Windows 10」も
作成した「Sway」のコンテンツは、「Docs.com」を利用し、友人をはじめ世界中のあらゆる人と共有することが可能だ。「Docs.com」は、Officeドキュメントを公開し、誰でも検索、閲覧、共有できるようにしたインターネット上のコンテンツライブラリー。「Sway」のほか、WordやExcel、Power Point、Office MixなどのOfficeコンテンツファイルをアップロードし、コレクションに分類できる。PDFやWebリンクを追加することもできるという。
「Docs.com」に公開されている「Sway」コンテンツやドキュメント、コレクションなどへは、誰でも検索を通じてアクセスでき、閲覧はもちろん、ソーシャルメディアやWeb上での共有が行える。各コンテンツには閲覧者数が表示されるほか、ファイルを閲覧したユーザーが簡単なコメントを残したり、同じ作成者による他のコンテンツをチェックしたりすることもできる。
また「Sway」には、リリースに先行して行われたプレビュー提供期間中に要望として寄せられた声を活かし、コンテンツの表示タイミングを設定できるプレゼンテーション用の新レイアウトを「ナビゲーション」ウィンドウに追加搭載した。当初から可能だった、縦方向へのスクロールと、スワイプ操作による横方向へのコンテンツの連続表示に加えて、画面ごとにコンテンツのグループを表示できるようになっている。
このほか、Windows 10搭載のPCおよびタブレットに最適化された新機能も利用できる「Sway for Windows 10」もあわせてリリースされた。とくにネット環境が利用できないシーンでも、「Sway」を利用できるオフラインモードが実装されている点などは大きな特徴だ。また「Sway for Windows 10」には、複数アカウントで同時にログインできるため、職場と家庭で同じデバイスを使う場合にも、便利な仕組みになっているという。
(画像は公式ブログ発表記事より)

マイクロソフト Japan Office Official Blog 該当発表記事
http://blogs.technet.com/b/microsoft_office_/2015/08/05Sway
https://sway.com/Docs.com
https://docs.com/ja-jp