位置情報をピンポイントで固有コードに変換
米Googleは現地時間の12日、地球上のあらゆる場所における位置情報をピンポイントで固有コード化するオンラインサービス「plus+codes」をリリースしたことを明らかにした。今年4月に公開した新システム「Open Location Code(OLC)」を手軽に活用できるものとしたサービスで、Googleおよび「Google Maps」での検索にも利用できる。
この「plus+codes」は、住所や地図座標などのかわりに、コードで任意の位置を正確にピンポイントで示すことができるもので、自分の現在地や目的地、話題の対象となっている場所などを相手に伝える際に利便性を発揮するものだ。
地球上のあらゆる地点を正確に示すことができ、都市の市街地でも、砂漠や海、ジャングルのまっただ中でも、ポイントを指定し、示すことができる。
複雑な場所も一発指定!
割り当てられるコードは、緯度経度をもとにしつつ作成された英数字で、座標への再変換方法も公開されており、誰もが利用できるものとなっている。約100キロメートル四方の範囲を特定する「region code」、5キロメートル四方の範囲を示す「city code」、250メートル四方の範囲を示す「neighborhood code」、14メートル四方の範囲を特定する「building code」から構成され、この順で示される。
ある程度広い範囲を示す場合には末尾を削って、また全世界からではなく、一定程度限られた地域からポイントを知らせるには、冒頭を省略して短縮したコードを使うといったことも可能で、日常のさまざまなシーンにおける場所の伝達・情報共有を容易にする。
この「plus+codes」を使えば、番地や名称、目印になるものがないような場所、道順を教えることが難しい場所や、広大なビーチで自分がパラソルを立てている場所などまで正確に伝えることが可能だ。指定位置が現在地からどの方角に直線距離でどの程度離れているかを確認する、コンパスモードも利用できるなど、便利なサービスとなっている。
(画像は公式ブログ発表記事より)
Google Maps 公式ブログ発表記事
http://google-latlong.blogspot.jp/2015/08「plus+codes」 公式サイト
http://plus.codes/