記事の拡散状況を解析!「UserLocalニュース分析ツール」が誕生
ビッグデータ分析領域のベンチャー企業である株式会社ユーザーローカルは9日、Webニュース記事のSNS拡散状況を分析することができる「UserLocalニュース分析ツール」をリリースした。ツールは無償提供されており、今後有料版契約者へ、より長期間を対象とした調査データを提供していくことで、収益化を図る予定だ。
昨今はスマートフォンの普及も後押しとなり、さまざまなジャンルの最新情報について、SNSを通じて知る人が急速に増えている。そのためメディア企業の記者や編集者、コンテンツマーケティングやバイラルメディア運営を担当するマーケターにとって、今どのようなトピックが話題となっているのか、そのテーマのなかでどういった記事がどこのSNS上で話題を集めているのか、正確に把握することが、とても重要になっている。
「UserLocalニュース分析ツール」は、そうした背景を踏まえて開発された新ツールで、国内1,000媒体以上のWebニュース記事へのSNSにおける反響や、ツイートで拡散したユーザーの属性をマイニングして分析、可視化することができる。
Twitterで廃止される機能の役割も補完
まず媒体分析として、各ニュース記事がTwitterやFacebook、はてなブックマークといったSNSにおいて、どのくらいの反響があるものになっているか解析したデータを提供する。さらに同じテーマの記事を比較し、異なるメディアで展開された記事によって、反響にどのような差があるか比べることもできる。
また、記事をTwitterで拡散したユーザーは、普段どのようなことに興味・関心をもち、ネット上で行動している人物であるか、その傾向をつかむことができる分析機能も提供する。
Twitterでは、従来記事ページなどに埋め込まれるシェアボタンから記事の反響数が分かる仕組みだったが、仕様変更などにより、これが近く廃止されることがすでに決定している。ユーザーローカルでは、この「UserLocalニュース分析ツール」を活用すれば、独自でデータを集計し、件数表示が行えるため、この機能を補完できることも案内している。
このツールで分析調査できるのは、過去1週間分のニュース記事データに限られる。より長期間を対象にできる有料版は、今後、ユーザーローカルのメディアアクセス解析ツール「User Insight」、ソーシャルメディア分析ツール「Social Insight」の有料版導入に提供する機能として公開される予定となっている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ユーザーローカル プレスリリース
http://www.userlocal.jp/news/201510091/「UserLocalニュース分析ツール」 公式サイト
http://news.userlocal.jp/