任意の遠隔地を見守る機能と映像解析技術を組み合わせたビデオログサービス
株式会社ブイログは29日、スマートフォンやネットワークカメラなどを本格的なクラウドカメラとして有効活用し、外出先から自宅の様子を確認したり、遠方の人の様子を映像と音声で見守ったりすることができる機能と、映像解析技術とを組み合わせた、新しいビデオログサービス「VLOGサービス」を正式にリリース、11月1日より一般提供すると発表した。
「VLOGサービス」は、任意の場所で起こった日々の出来事をビデオログとしてカメラ撮影し、クラウドに保存して、振り返って確認したり、家族や友だちなど親しい人とシェアしたりすることを可能にするもの。リリース時の対応機種はAndroid 4.1以降のスマートフォンで、iOS版は11月下旬にも公開する予定という。
無料の「ライブ視聴プラン」と、2日分または7日分の動画をフルタイムで録画し、提供機能がすべて利用できる有償の「VLOG 2days プラン」と「VLOG 7days プラン」がある。
「ライブ試聴プラン」の場合は、リアルタイムでの見守りとトーク機能が利用可能、「VLOG 2days/7days プラン」の場合、このほかに動きを検知して通知する機能やフルタイム録画、タイムライン機能、スナップショット機能、ビデオクリップ機能、モードカメラ機能が利用できる。
IoTデバイスと連携可能な専用クラウドカメラも発売
ハードウェアとして、フルHD、400万画素の高画質、140度の広視野角、暗くてもしっかりと撮影できるナイトビジョン機能を備えた専用クラウドカメラ「VLOG CAM VCC-1」も12月に発売する。
こちらはインテリアに自然になじむデザインのコンパクトなカメラで、IEEE802.11b/g/nのWi-Fi接続、4.0 LEのBluetooth対応で、PCなどを介さずにクラウドサービスと接続できるほか、「Blietooth smart」のセントラル機能もサポートする。
IoTデバイス連携機能を有し、設置した宅内にある対応デバイスから情報を収集し、VLOGクラウドシステムで活用したり、スマートフォンなどを通して外出先から電化製品をコントロールしたりと、IoTシステムのハブとしても機能する。
ディープラーニングを活用した新顔認識サービスも開始へ
さらに12月からは、カメラがとらえた動きや音、明るさの変化といった“動き”をきっかけに、ディープラーニングをはじめとするさまざまな機械学習を活用した「顔認識サービス」もオプション提供する。
これまで一般的だった正面顔による顔認識だけでなく、横顔や後頭部などでも認識できる独自の新技術を用いているといい、このVLOGクラウドシステムが情報を収集、そこに誰がどのようにいたのか、ユーザーへ正確に伝えることができるサービスとなっている。
たとえば子どもや高齢者など、見守りたい家族をVLOGアプリに搭載される「顔フィルター」に登録し、その人の1日の様子を振り返るなどといった利用法が可能だ。
なおブイログでは、「VLOGサービス」のB2Cビジネス向け、およびB2Bビジネス向けパートナーとして、株式会社アイ・オー・データ機器、富士ソフト株式会社と協業していくことで合意している。
(画像はプレスリリース別紙資料より)

株式会社ブイログ プレスリリース
https://vlog.co.jp/news/index.php/2015/10/29プレスリリース別紙資料
https://vlog.co.jp/img/news/20151101/release_20151029