各ジャンルに特化、関心の高い利用者を計10媒体で取り込む
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月30日、新たに4つのジャンル特化型キュレーションメディアの提供を開始すると発表した。同社が提供するキュレーションプラットフォームによるメディアは、これで合計10媒体になる。
今回公開されたのは、心身の悩みを解消できるヘルスケア情報の「welq(ウェルク)」、車好きを対象にカーライフスタイル全般の情報をまとめた「GOIN(ゴーイン)」、日々の暮らしで役立つちょっとした節約のコツや、投資・保険商品の賢い選び方を指南する「Upin(アップイン)」、漫画や映画、書籍、音楽など注目のエンターテインメント作品を紹介する「PUUL(プウル)」の4メディア。
DeNAがすでに展開を開始しているキュレーションメディアには、女性向けファッションメディアの「MERY」や、インテリア情報を取り扱う「iemo」などがあり、いずれも順調な成長をみせてきている。新しく加わった4媒体も、今後が期待されるところだ。
DeNAでは、こうしたキュレーションプラットフォーム事業の拡大をめざすプロジェクトを「DeNA Palette」と名付け、グループ全体の体制や人材、ノウハウを活かして、さまざまなユーザーの興味関心に応える、ジャンル特化型キュレーションプラットフォームとして提供していきたいとしている。
動画に注力し、メニューを充実化
またDeNAは今後、動画関連メニューに注力していく方針で、オリジナルの動画コンテンツや動画広告、動画のアドネットワーク提供もスタートさせることを明らかにした。
動画コンテンツとしては、各メディアが特化するジャンルごとに、暮らしに役立つ情報を短時間でわかりやすく、効果的に伝えるようなオリジナル動画を作成・提供していく。
動画広告では、広告主の打ち出したいブランド世界観を忠実に表現し、それぞれのキュレーションメディアへ最適化、関心をもつターゲット層のユーザーに届けていくとしている。
動画アドネットワークとして発表されたのは「DeNA Palette Video」で、このネットワークを用いることにより、複数のキュレーションメディアを任意に選択して動画広告配信が可能となり、各ジャンルに興味関心をもつユーザーを網羅して、コンテンツを確実に届けることができるようになるという。
こうした複数の動画メニューは、来年の本格提供に向け、さらなる開発を進めていく予定だそうだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ディー・エヌ・エー プレスリリース
http://dena.com/jp/press/2015/10/30/1/