「CGI版PHP」より負荷が少なく速度も速い!
GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社は20日、同社が提供する「ロリポップ!レンタルサーバー」において、「モジュール版PHP」の提供を開始したことを発表した。より安全にサーバーの負荷を軽減し、レスポンスを高速化することができる。
「ロリポップ!レンタルサーバー」は、個人でも使いやすいリーズナブルな価格と、ビジネス用途でも使える充実した多機能で、累計149万ユーザーに活用されているレンタルサーバー。これまでは「CGI版PHP」を提供していたが、とくにビジネス用途で好評の「スタンダードプラン」および「エンタープライズプラン」のユーザーを中心に、CGI版よりもサーバーの負荷が少なく、レスポンスも速い「モジュール版PHP」の提供を求める声が寄せられていたという。
独自の権限分離アーキテクチャを採用、コスパの向上にも寄与
こうしたユーザーからの声に応え、GMOペパボでは、「スタンダードプラン」と「エンタープライズプラン」を対象に、「モジュール版PHP」の提供を開始。同社が独自に開発した権限分離アーキテクチャの採用により、大規模環境でも「モジュール版PHP」ならではの高速性能を保ちながら、安全に権限を分離させて活用することが可能になったとしている。
いずれのプランでも追加料金は不要で利用できるため、WordPressなどのPHPプログラムを実行する場合、高速化とコストパフォーマンスの向上が期待できるため、今後は「モジュール版PHP」を用いることが推奨されている。
WordPress 4.3を使用し、特定のPHPスクリプトに同時アクセス数によって負荷をかけたベンチマークテストでは、アクセス数が増加するほどレスポンス速度の差は顕著となっており、1,000アクセス時では、CGI版に比べモジュール版は37倍速いパフォーマンスを記録した。
この「モジュール版PHP」のリリースを記念し、10月23日正午までに「スタンダードプラン」か「エンタープライズプラン」を新規で申し込んだユーザーを対象とする、初期費用無料キャンペーンも実施中だ。
また「ロリポップ!レンタルサーバー」では、今回全プランのサーバー環境を最上位の「エンタープライズプラン」と同等の環境にまで強化、全ユーザーがより快適な環境でサービスを利用できるようにした。6コア12スレッドの合計24スレッド採用となり、「エコノミー」、「ライト」、「スタンダードプラン」の各プランでは、従来の3倍、MySQLは高速SSDへとバージョンアップしている。
(画像はプレスリリースより)

GMOペパボ株式会社 プレスリリース
http://pepabo.com/news/information/201510201300「モジュール版PHPリリース記念」初期費用無料キャンペーンについて
https://lolipop.jp/info/campaign/4990/