AWS利用料金を減額、代行手数料は廃止
アイレット株式会社は15日、Amazon Web Services(AWS)を基盤としたフルマネージドサービス「cloudpack(クラウドパック)」について、AWSへのクレジット支払いを代行し、請求書の発行を行う「請求代行サービス」を大幅に刷新すると発表した。
今回のリニューアルにより、これまでの従量課金で産出された米ドルでの利用料金を、経理処理が行いやすい日本円での請求書払いが可能となるサービスへ変更するほか、AWSの利用料金を一律3%安くし、さらに代行手数料として徴収していた、AWS利用料金の10%分を無料化する。
「cloudpack」は、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)など、AWSの各種プロダクトを利用する顧客に向け、導入・設計から運用保守を含むフルマネージドのサービスを、24時間365日体制で提供するもの。監視・障害対応や、技術的なことに関する問い合わせにも応じている。
「請求代行サービス」を導入すると、「cloudpack」がすべての顧客の支払いを、AWSの一括決済機能を利用してまとめて行うものとなることから、AWSが提供するデータ転送量に応じたボリュームディスカウントが適用されやすくなり、コスト削減を図ることができる。
顧客の増加で手数料無償化を実現、技術サポートも提供
アイレットによると、サービスのリリース以降、順調に「cloudpack」導入顧客が増加してきたことから、今回の利用料金ディスカウントと代行手数料の無償化が実現できたという。
さらに、これまでも「cloudpack」はAWSサポート最上位の「エンタープライズ」を契約しており、プレミアパートナーとしての技術サポートなども提供しているが、刷新された「請求代行サービス」に含まれるcloudpackサポートでは、要望に応じてAWSサポートとの連携も可能とするといい、さらに迅速かつ正確なサポートサービスを提供し、緊急性の高い問題の発生時やプロダクトに関する技術的な内容の問い合わせなどに、しっかりと対応。問題の即時解決を図るとしている。
なお、「請求代行サービス」を活用しながら、AWSの本格運用をスタートさせたあとで、サーバーの運用保守や監視のリソース確保が難しくなった場合でも、そのまま「cloudpack」が提供する専用プランを追加して対応させることもできる。
アイレットでは、顧客が「cloudpack」を通じたAWSの利用を行うことより、運用に関する悩みや負担を軽減して、これまで以上に、自社ビジネスへと注力できるようになると説明している。
(画像はプレスリリースより)

アイレット株式会社 プレスリリース
http://cloudpack.jp/info/20151015-renewalcloudpack 「請求代行サービス」について
http://cloudpack.jp/service/spin-off/invoice.html