アマゾン、仮想通貨の発行に着手
アマゾンが2月5日、キンドル・ファイヤー内で利用できる仮想通貨「アマゾン・コイン」を発行する予定であると発表した。これを利用することにより、利用者はアプリリーション、ゲーム等の購入ができる。5月にこのシステムが米国で開始されるにあたり、アマゾンは数百万ドル相当のコインを顧客に無償で与える予定だ。
より多くの開発者を
アマゾンは、仮想通貨を採用することにより、アプリケーションの売り上げを伸ばすことに加え、より多くの開発者を集める目論見だ。コインのシステムを利用してアプリケーションが売れた場合、開発者はその7割を得ることができる。
「Temple Run」の製作会社であるImangi Studiosの最高経営責任者のシェパード氏は、
「アマゾンでのコンバージョン率は、Androidに比べて高いので、アマゾンの仮想通貨により私たちの収益があがる可能性に嬉しく思う」(PCmag.comより)
と述べている。
既にアマゾンにアプリケーションを提供している開発者はコインの利用に関して特別な手続きは必要ないが、これからコインの恩恵を受けようと考えている開発者は、4月25日までにアプリケーションを提出しアマゾンからの承認を受ける必要がある。
他企業は仮想通貨の使用を段階的に廃止しているというのが最近の動きだ。6月にFacebookは現地通貨の支援をするため、独自のクレジットシステムを廃止した。10月には、MicrosoftがWindows8でマイクロソフトポイントの使用を段階的に廃止されることを発表した。
アマゾン・コインFAQによると、1アマゾン・コインは1セントに相当する。5月に米国で開始するとされているが、まだ具体的な日時は発表されていない。

Venturebeat
http://venturebeat.com/2013/02/05/amazon-coins-virtual-currency/PCmag.com
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2415097,00.aspTechcrunch
http://techcrunch.com/2013/02/05/amazon-to-launch-virtual-currency-amazon-coins-in-its-appstore-in-may/