公式チャンネルとして公開
株式会社電通は4日、Googleが運営する動画共有サイト「YouTube」内に、公式のマンガチャンネル「MANGAPOLO」(マンガポーロ)を開設した。電通がもつ国内出版各社との大きなネットワーク力を生かし、質の高いマンガ関連情報や正規コンテンツを世界に向けて発信していくという。
「MANGAPOLO」はYouTube公式番組のひとつとして位置づけられており、YouTubeがサービスを提供する世界53の国と地域、毎月8億人以上というユーザーに対し、クールジャパンの代表格である“マンガ”コンテンツの魅力をPR。世界中の潜在的な読者層にもアプローチしていきたいとしている。
(YouTube「MANGAPOLO」より参考画像)
第1弾として「ドラゴンボール」フルカラー版が登場
「MANGAPOLO」第1弾として、北米や欧州をはじめとする世界各国でも人気の高い「ドラゴンボール」(集英社)をマンガの表現を活かしたフルカラー版の動画で無料配信するという。第1部「孫悟空修行編」から第4部の「サイヤ人編」まで、各部毎週1話ずつ更新公開していく予定となっている。対象言語は日本語と英語の予定で、それぞれ公開されたものには閲覧期限がある。
電通では、今後さらに複数の出版社のマンガおよびマンガ関連動画をコンテンツとして配信して行く予定だ。「MANGAPOLO」の試みでは、YouTubeの特性を活かしたマンガ表現の開発を出版各社とともに進めるとともに、作家とファンの交流や新人クリエイターの発掘など、多面的なコンテンツ展開で、マンガの新たな楽しみを創出していくことを目指すとしている。

電通 ニュースリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2013/pdf/YouTube 「MANGAPOLO」
http://www.youtube.com/user/MANGAPOLO