Facebookのシステムが標的に
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの最大手米Facebookが15日、同社のシステムがハッカー攻撃の標的となったことを明らかにした。心配されるユーザーの個人情報等データの流出はないとされている。
Facebookによれば、高度なハッカー攻撃の標的となったことが先月発覚。セキュリティーを侵害されたモバイルデベロッパーのサイトを社員の複数が訪問した際に攻撃を受けたものとみられているという。情報漏えいの形跡がないか調査したが、その点は問題ないとしている。
大手への攻撃、侵入相次ぐ
今月の初めには、同じくSNSとして数多くの利用者をもつTwitterも、標的となり、攻撃を受けたことが明らかにされている。こちらでは、約25万人の個人情報が流出した可能性があるとされ、波紋を呼んだ。
さらに最近では、Washington PostやNewYork Times、Wall Street Journalなど、米大手がいずれも標的とされ、ハッカー攻撃や侵入の対象となっている。NewYork Timesは攻撃元として中国を名指しし、同国のハッカーによるものとの見方を示しているが、現在のところその真偽を含め、全容は明らかになっていない。
Facebookは今回の件で、攻撃元などの割り出しを目指すべく、現在捜査当局への協力を行っていると伝えられている。

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