アナリストの予想を上回る結果
ビジネス関連のソーシャル・ネットワーキング・サービスのリンクトイン(LinkedIn)が、アナリストの予想を上回り、同期比66%増の1150万ドル(約11億円)の純利益を2月7日に報告した。
株価も10パーセントの上昇を記録
ソーシャルメディア部門のほとんどが利益減を計上する中、同社は通年に渡り強気の予想を打ち出していた。アナリストは、リンクトインの第4四半期の収益を2.8億ドルと予想していたが、それを上回る3.04億ドルが報告された。前年度比で81%の急増になる。この発表を受けて同社の株価は10パーセント以上も上昇、0.35ドルの値をつけた。アナリストの予想は一株当たり0.19ドルだった。
リンクトインは2002年にPayPalの元従業員によって設立され、ビジネスに特化したソーシャルネットワーキングサイトとして雇用や採用、企業へのサービスを積極的に行ってきている。現在、インターネット業界で最も収益性の高い企業の一つになった。2011年5月に上場して以来、7期連続で増益を計上し、利用者は前年度比で39パーセント増加の2億人を突破した。
2分の3を海外ユーザーが占めており、同社にとって今後、国際的な売り上げは重要になってくるだろう。海外ユーザーからの収益がまだ全体の3分の1であることから、同社は海外からの収益を期待している。第4四半期の国際売上高は収益全体と比較しても、まだ伸びる余地がある。
アナリストは市場が飽和状態になるにともない同社が今後も増益を記録できるかどうか疑問視している。予測されるユーザー数獲得の減速に備え、同社は、著名なビジネスパーソンのブログを取り込み、ユーザーのクリック数やフォロワー数を稼げるような機能を設けることを考案中だ。

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