加速度センサーで落下を感知
ネットショッピングなどで注文した商品が自宅に届くまで、輸送中にどのような扱いを受けていたか、私たちは知ることができない。開封してみたら商品が壊れていたという経験もあるかもしれない。Cambridge Consultants社が6日に発表した
「Drop Tag」 は、このような輸送中の心配を解消してくれるスグレものだ。
Drop Tagは現在まだ開発中ではあるが、荷物に貼付けることができる小さなタグで、加速度センサー内蔵、荷物にかかる衝撃や落下を感知する。省電力タイプのBluetooth経由でスマホと連携。スマホに専用アプリをインストールしておけば、例えば、輸送中に荷物が落ちたりした場合には、すぐにアラートで知らせてくれるという仕組みだ。
または、自宅に到着後にタグに収集されたログで、荷物を開封する前に、輸送中の状態を確認することも可能だ。
温度センサーで食料品の監視も
落下などの衝撃のほかにも、同社はさらに詳細な情報を通知するシステムを開発中だ。たとえば、温度センサーを組み込むことで、食料品や医薬品の保管・流通が適切であったかを監視することができる。また、Bluetoothは屋内では50mの通信距離があり、倉庫内での荷物の管理にも活用できるとしている。
Drop Tagは最小限の回路設計で省エネを実現、ボタン電池ひとつで数週間、輸送中の荷物のログを収集する。さらに再利用できる可能性もあるという。価格は2ドル以下にしたい考えだ。
これがあれば輸送に関する不安はかなり解消されそう。実現化に期待だ。なお、下部にプロモーションビデオを転載するので、ご参照を。
Cambridge Consultantsニュースリリース:Drop Tag
http://www.cambridgeconsultants.com/news/pr/ [荷物を常時監視「Drop Tag」]
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