“最速のモダン・ブラウザ”正式リリース
米Microsoftが26日、Windows 7向けの「Internet Explorer 10(IE 10)」の正式版を一般公開した。同社の専用Webページからダウンロードすることができる。数週間後には、「Windows Update」を通じての自動アップグレードも実施される見込みだ。
このWindows 7向けIE10は、昨年の11月14日にRelease Preview(プレビュー版・ベータ版に相当)が公開されていたもので、今回が正式なリリースとなる。Microsoftでは、IE10は、前バージョンのIE9と比べて、ブラウジングが20%高速化するなど、「最速のモダン・ブラウザ」となったとアピールしている。
(画像はIEダウンロードページより参考画像)
現行Web標準へ対応、セキュリティ強化など
IE10では、JavaScriptエンジンの「Chakra」に改良が加えられているほか、GPUアクセラレーション機能の強化、HTML5をはじめとする現行のWeb標準への対応が完了している。またセキュリティ面も強化された。Windows 7で利用しても、Windows 8に搭載されているIE10と同等の速度で処理が可能という。
実際のWebサイトにおけるパフォーマンスチェックも、第三者機関によるテストで、IE9に比べ20%の高速化を実現したことが確認されたそうだ。Microsoftでは、この「ハイパフォーマンスなIEを世界7億人以上のユーザーへ届ける」としている。
なお、自動アップグレードを希望しない場合は、これを防止するツール「IE10 Automatic Upgrade Blocker Toolkit」が、1月31日よりすでに公開されているので、こちらを使用すればよい。

Microsoft Internet Explorer ダウンロードページ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/IE10 Automatic Update Blocker Toolkit
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/